第5回
土地探し~周囲、現地を確認しよう
住まいの良し悪しを決める要素のひとつに、周辺の環境があります。インターネットの情報や資料だけに頼らず、実際に歩いてみることが大切。この章では、環境確認用、土地確認用のチェックシートをそれぞれご用意しています。
めぼしい土地を見つけたら、必ず足を運びましょう
住みたいエリアがおおよそ絞れたら、そのエリアの最新の土地情報は常に入手できるようにしておきましょう。たとえば、大手の不動産会社と地元の不動会社、というようなタイプの違う会社に声をかけることで、幅広く土地情報を収集できる可能性があります。
また、不動産会社はほとんどが車で案内をしてくれることになると思いますが、その土地が気に入ったのであれば、後日でも実際に自分の足で歩いてみましょう。
朝、夕方、夜、平日・休日、時間帯によっても街の表情は変わってきますので、できれば何度か足を運ぶことをおすすめします。
オリジナルシート
建築家O-uccinoオリジナルのチェックシートを作成しました。環境確認ならびに土地確認用です。現地に足を運ばれる際は、ぜひプリントアウトをしてご活用ください!
1.交通利便性は?
最寄駅までのルート、最寄駅から通勤先、通学先までのおおよその所要時間や混み具合などをチェックしておきましょう。また、実際に歩く先には、道路の整備状況(歩道の幅や車線数)、子供が通学するのであれば、そのルートもしっかりとチェックを。
2.住環境は?
昼と夜、また平日と休日でも大きく変わってきますが、車の騒音や空気の状態、街並の成熟度、防犯面においても、近隣の方に話を伺うなどして、状況を把握しておくことが大切です。
3.生活利便性(買い物、金融機関、病院など)は?
買い物の利便性、商店街や大きなスーパー・ドラッグストアまでの距離、品揃えや価格帯などのチェックも重要です。また、銀行や郵便局などの金融機関、役所や警察、レストランや医療機関なども、必ずご自身の足で確かめてください。
4.行政サービスは?
図書館や公民館などの施設の有無だけでなく、施設内の充実度や利用のしやすさなども自治体などに確認をしておきましょう。定期健診や成人病検査、高齢者に対するケアサービスなども把握しておきましょう。
5.子育て、教育環境は?
子育て中の方は、保育環境(保育園の空き枠状況や募集期間、時間外保育など)、各自治体が行っている子育て支援制度、小・中学校へ通いやすさ、教育水準などもチェックを。