展開図、構造図、設備図を確認しよう
前編では「平面詳細図」「矩計図(かなばかりず)」の解説をいたしましたが、後編では、展開図、構造図、設備図について解説いたします。前編に引き続き、建築家・片岡英和さんが実際に作られた「実施設計図書」を用いて解説をいたします。
展開図を確認しよう
部屋ごとに兵器麺を一面ずつ内部から見た図で、各室の立面的な見え方を表現します。窓の高さや、手摺の取付き高さ、造作家具の見え方など、室内の形状や仕上げのチェックに欠かせない図です。通常1/30もしくは1/50の縮尺で描かれます。
構造図を確認しよう
伏図、軸組図、詳細図の3つに分類されます。こちらは伏図。構造図では基礎の形状や金具・筋かいの入り方を確認します。伏図、軸組図、詳細図の3つに分類され、1/100の縮尺で作成されています。
設備図を確認しよう
電気関係の図面と給排水設備の図面がそれぞれ作成されます。こちらは電気関係の図面です。取付位置の確認はもちろん、器具表の品番チェックも行いましょう。