計画的にショールーム巡りを
前編での基本設計が完了したら、実施設計に移ります。床材、クロスなどの内装材、サッシや建具、キッチンやサニタリーなどの住宅設備、コンセントやLANの位置、各居室の照明など、商品レベルで決めていきます。この時有効になるのが、ショールームの活用です。できる限り、カタログのみにとどめず、ショールームなども活用しながら実物を見て、触って確認をして選びましょう。できれば、家族揃って見学に行き、いろいろ試してみるとよいでしょう。以下が検討内容となります。
システムキッチンのショールームでの見学ポイント
- ・シンクの幅、コンロの配置・数、高さ、大きさ、機能を確認する
- ・オプションとなる食器洗い乾燥機やフットスイッチなどの機能を確認する
- ・靴を脱いで、高さ、奥行きを確認し、メジャーで採寸する
- ・収納スペースの位置や容量、使い勝手を確かめる
- ・ショールームのCG等を活用し、全体のコーディネートを確認する
- ・食卓コーナーとのつながりなど、空間づくりの参考にする
システムバスのショールーム見学ポイント
- ・浴槽の中に入り、広さや浴室形状、シャワーなどの使い勝手を確認する
- ・出入り口の扉の開口幅を調べる
- ・浴室暖房乾燥機なども体験してみる
システムバスのショールーム見学ポイント
- ・浴槽の中に入り、広さや浴室形状、シャワーなどの使い勝手を確認する
- ・出入り口の扉の開口幅を調べる
- ・浴室暖房乾燥機なども体験してみる
建具(窓、ドア等)のショールム見学ポイント
- ・玄関ドアを開閉し、重さや引きの確認をする
- ・窓や設置する空間をイメージして、さまざまな開閉方法を試す
- ・シャッター等は実際に閉めたり開けたりしてみる
- ・特別な防音や遮音を希望する場合は、体験コーナーなどがあるショールームで体験できるようにする
建材(内装材・外装材)のショールーム見学ポイント
- ・内装材は実際の色調や柄、肌触りを確認する
- ・屋根や外壁材はショールームにあるCGなどを活用し、イメージをつかんでおく
- ・調湿機能、防汚性能、不燃など必要なデータや機能をチェックする
- ・日頃のお手入れ方法、メンテナンス時に必要なことなど、耐久年数等を確認しておく
プランが進行中の場合、展示されている設備や建材を使うと、どのような空間になるのかを創造しながら、デザインと使い勝手の両面から検討を。キッチンやサニタリーの住宅設備は日々進化していますが、常日頃より商品知識を蓄えておき、ご自身の計画に役立てましょう。