建築家・相川直子+佐藤勤さんのブログ一覧
2017/02/21 更新
湯島天神の梅が満開でした。 鈴なりの合格祈願の絵馬の頭上に、枝垂れる紅白の梅。 濃淡のピンクが鮮やかで春がくることを実感します。(Ai) ★ 無料相談お受けします/相川佐藤建築設計事務所 HP → http://askarchitects.jp/free/freeconference.html TEL.03-5832-9541 FAX.03-5832-9542 お気軽に事務所にいらしてください。 無料相談をお受けしています。
2017/02/03 更新
ジョン・ウェットンの訃報が届いた。 クリスマスのジョージ・マイケルにも驚かされたが、 なんだか、とっても寂しい。 デヴィッド・ボーイの回顧展にもいこうと思うのだが 重い腰が上がらない。 青かった時期に吸収するように聞いた音楽群は、 自らがエネルギーに満ち未来を見つめていた時期だ。 時間が経ち自分の青さが少し懐かしくなる頃になると えらくペラッペラッな音楽に感じたり、 ポップなのに葬送曲にかぶって聞こえたりする。 先週末に近しい...
2017/02/01 更新
「暖かい」とか「寒い」というのは難しい。 貴方の「暖かい」が、必ずしも皆にとってではない。 皆の「寒い」が、貴方にとって必ずしもはでもない。 「寒すぎ」たり「暑すぎ」たりするのだ。 よくあることではある。 それは個々人の感じ方、主観に基づくから。 そして、主観に基づく主体が複数いるから。 すべての人の快適を探すのは結構難しい。 しかし「誰かが我慢する」状態は、まずは避けたい。 日本の住まいの断熱性能はよくなってきた。 サッシや...
2017/01/26 更新
「名作椅子でどれが好きですか?」 先日、そう質問をされた。 すぐに思いついたのは「スパニッシュチェア」。 ゆったりとしていて、シンプル。 皮の座面は座る者に時と共に馴染んでいく。 これはボーエ・モーエンセンによるもので デンマークの家具デザイナーらしい椅子だ。 いずれは自宅のソファを廃棄して手に入れたい。 できればビンテージがいいが…… 数多名作椅子といわれるものがある。 その中には是非試してみたい椅子がある。 未体験、未接触...
2017/01/25 更新
子供の頃、どこで遊びました? 学校の校庭? 近くの公園? それとも、近所の空き地? 僕の子供時代にはそれなりに近くに空き地があった。 何のためにそこが更地となっていたのかは知れない。 しかし、草が生え原っぱとなり、昆虫がいた。 そこには土管が並び、鬼ごっこができた。 その空き地には建築計画の看板もなく、 開放されていたように記憶している。 僕らの住まいづくりは土地探しから始まる事が多い。 僕らと懇意の不動産屋と建主さんで探す。...
2017/01/24 更新
先日、マーティン・スコセッシ監督の 新作「沈黙」についてのインタビューを読んだ。 映画製作は、大変厳しい状況のなかで行われたが、 非常に丁寧に製作されてきたことが伝わってきた。 興行成績はともかくとして、名作の予感がする。 原作を読んだのは遥かに昔だが、 珍しく、大筋は記憶に刻み込まれている。 そして日本の俳優も出演しており、興味がつかない。 ところで、こういう映画は独りでいくものだろうか? デ・ニーロの「タクシードライバー」...
2017/01/21 更新
昨日は天気予報より穏やかな天気であった。 とはいえ昨日は大寒。 暦の上で、最も寒い時期にふさわしい一日だった。 (気象学的には来週、再来週が極寒なのだけれども) いつの頃からか季節行事を普通に行うようになった。 慣習というか、風習というか。 年間を通して日本人らしくいたいと思う。 十代の時には馴染めなかった。 特に「普通は」とか「みんなが」という言葉には うまく馴染めなかったように思う。 しかし年末に体調を崩し真面に初詣に行...
2017/01/20 更新
冬の光は、家の中までズズッっと入ってくる。 その暖かい陽だまりにユルユルと佇むと なんだか幸せな気分になってくる。 陽だまりは素敵だ。 その陽だまりも、影があってこその陽だまりだ。 日の光の裏側には、音をも飲み込む闇が広がる。 そして影や闇は、心の深いところにタッチしてくる。 忘れていた遠い記憶や蓋をしていた感情の欠片に。 古民家の格子をくぐる光には 見慣れた光景としての安心感とともに、 今の住宅にはない暗がりに太古の恐れを感...
2017/01/17 更新
何がどう良いのかはっきりしないが、 淡々と日々を暮らしていると ハッとすることが起きたり、 ひとりささやかな幸せを発見したりする。 朝刊に掲載されていた 単なる事故として片付けられないアクシデントで 伴侶を失った方の言葉を思い出す。 積み上げてきた日常を失うことでの 気づきとダメージついて。 今朝ダイニングテーブルの上のプレートの上で 眼のような目玉焼きを目撃した。 幼子の歓喜の声と笑顔にぬくもりを感じる。 その脇のTVニュー...
2017/01/13 更新
みなさん、鏡開きは終えられましたか? お正月気分がそろそろ抜けたころでしょうか。 寒日が続きますが、頑張っていきましょう。 ところで 木造の住宅は当然、さまざまな材料でできている。 コンクリートや木材、ガラスやアルミや鉄など 多くの材料が組み合わされて完成するものだ。 一番最初につくられるのは基礎の部分。 地面に接する基礎の部分はコンクリートです。 コンクリートを流し込む枠を現場で組み立て そこにコンクリートを流し込みます。 ...
2017/01/11 更新
年をまたいでいる現場の監理に行ってきた。 自宅から徒歩圏の柏市のリフォームの現場だ。 長い時間メンテナンスをさせてこなかった建物。 いろいろとガタがきている。 リフォームの多くは在宅のまま行う。 荷物をよけながら、養生を動かしながら 現場は流動的に動く。 そして、工事が進んでいくといろいろと発生する。 バタバタするお宅の中で先行していた洗面所だけが 新しいもの香りをまとっている。 そうしたできあがをみるたびにこの仕事楽しみをし...
2017/01/10 更新
新年おめでとうございます。 松もとれ、今年も本格始動。です 年末年始は本当にバタバタしていた。 病院のお世話になったり、 結局12月29日まで仕事してたり、 忘年会ができなかったり。 それでもなんとか、新年を迎えることができた。 年賀状だけのやり取りとなっても 旧友のひとことはうれしい。 新しい年に思いを馳せる。
2016/12/27 更新
クリスマスが終わったとたんに街は一変した。 朝に見たケーキの山は完売できたのか? とか あんなにあったサンタコスチュームはどうなった? とか 8匹目のトナカイの名前は? とか関係なく、 一気に年末モードに様変わりした。 商店街には国旗が飾られ、正月の準備が始まった。 こちら机の上に来年のカレンダー。 これは、一昨年ご利益のあった気がするもの。 他力本願もどうかとは思うのだが…… 弊社の年末年始休業は 2016年 12月29日...
2016/12/09 更新
子供の頃に、絵を描いていた時のことを思い出す。 何かに夢中になり描き続ける。 ペンは走り、紙のサイズをはるかに超えていく。 超えたことを機に、キャンバスは広がる。 紙をはみ出した線は机の上に描かれる。 全体像などなく、思う限りに描くのだ。 子供の頃はあらゆることに限度がなかった。 時間もゆったりと流れ、多くのことに取り組めた。 永遠にこの時がつづくとも思えた。 今ここで、机の上に直に描かれた落書きを見る。 少しだけ設計者の気分...
2016/12/01 更新
遠出をするのが好きだ。 どこに行くか決めてからの準備時間が楽しい。 いろいろと調べて、直前まで思いを巡らす。 ま、計画通りいったことなどないのだけれども…… 先日、「茨城県北芸術祭」を訪れた。 茨城の北部は訪れたことの少ない未知の場所だ。 袋田の滝や龍神大吊橋、穂積家住宅など訪ねてみたいが、 なかなかそこまで足が伸びない。 今回も朝から車で出かけたが、 友部PAのスタバが快適で道草をしたため、 五浦についたはお昼時。 六角堂の...
2016/11/26 更新
設計の仕事をしていると、結構神事に立ち会う。 地鎮祭や上棟式などに参加すると気持ちが良い。 日本らしさが嬉しく思える。 なんとか祭日に地元・柏の大鳥神社さんに行ってきた。 日もどっぷり暮れ、急に年末が近く感じられる。 お参りをするとちょっと気も引き締まる。 今年は熊手を手に入れた。 一番小さいものだが、なんだか嬉しい。 早速事務所の玄関に飾ってみた。 良い年がくることを願う。 ★ 無料相談お受けします/相川佐藤建築設計事...
2016/11/14 更新
冬になるといろいろと恋しくなる。 例えば、お鍋料理やおでん。 こたつや綿入れ。 薪ストーブや暖炉も捨て難い。 「薪ストーブや暖炉のある、暖かな家60選」というテーマで 私たちが設計した「佐久平の家/A邸」が Houzz の特集記事に取り上げられた。 地味目の写真だが、この設置方法が一番気楽だ。 薪が燃えた後の灰は思っているより細かい。 どんなに丁寧に扱っても、粗相はするもの。 床は土間がやっぱりよい。 炎を眺めているとぼーっ...
2016/11/12 更新
昨日は酉の市だった。 自宅のある柏には由緒のある香取神社がある。 毎年行きそびれる。 新宿の花園神社ほどでないにしろ、なかなか盛り上がる。 今年は三の酉がない年なので、23日がラストチャンスである。 祭日であるが、ちょっと怪しい。 ★ 無料相談お受けします/相川佐藤建築設計事務所 HP → http://askarchitects.jp/free/freeconference.html TEL.03-5832-9541 FAX...
2016/11/11 更新
地元柏でリフォームの現場がうごいている。 外部の洗浄と屋上の防水工事と並行して、内部工事が始まった。 その日、大工さんに合わせて8時半に現場に入った。 感じの良さそうな大工さんだった。 リフォームの現場は住みながらのことが多い。 大工さんがどんな人かというのは結構重要である。 リフォームは解体してみないとわからないことも多い。 設計時に気付かないことも多い。 なので大工さんと現場を見ながら打合せすることが多くなる。 僕等にと...
2016/11/04 更新
関東甲信越の北の方では紅葉が見頃になったという。 箱根や筑波山も始まったといる。 昨日は非・文化の日だったが、出かけたいものだ。 心のメンテナンスも必要だ。 僕たちは設計をし、監理をし、竣工させる。 僕たちの住まいづくりは、引き渡しで一旦終了する。 もちろん新しい家のスタートでもある。 大量生産、大量消費の時代から世の中が変わろうとしている。 ものを大切にし、再利用、再使用を考えてみる。 そんな空気感はある。 そのためには何...