建築家・塩田純一さんのブログ一覧
2014/01/02 更新
リビングの天井には板を貼りました。 カーテンボックスとは3㎜ほどの差で納まっています。 浴室のバスコートです。 これから目隠しの木製ルーバーを隙間無く張ります。 僅かなスペースですが、屋根と床が抜けているので風が通り、入浴中に窓を開けて外気を感じ ることが出来ます。
2013/12/30 更新
地下の倉庫です。 床と壁を2重にして防水対策を取りました。 天井高は1.85mですが、収容能力は十分です。 外壁のそとんかべもほぼ仕上がりました。(乾燥すると色はもう少し変わります) これは、100%自然素材のシラスです。 水蒸気を通しますが雨は通しません。 呼吸する家には不可欠です
2013/12/30 更新
地下の木造階段の工事中写真です。 中柱1本で廻り階段とささらを受けます。 難しい仕事です。 1階天井には2階床吹き出し口からの音低減のため、断熱材を敷きました。 遮音については、かなり有効でした。 キッチン廻りも出来てきました。
2013/12/27 更新
エアコン一台による全館空調です。 ダクトは保護の為、全てボードで塞ぐことになりました。 ファンとエアコン用の制御盤です。 ここが、リターンスペース。2階の廊下に設けました。 DCファンを5台一度に動かして試運転しました。 ほど良い空気が床下から流れてきました。 音は全く気になりません。 よい感じに仕上がって来ています。
2013/12/05 更新
これがエアコン一台全館空調システムの心臓部です。 2階へのダクト配管はほぼ終了。 この後、ボードで塞ぎます。 1階への縦ダクトも納まりました。 年内にいよいよ試運転です
2013/11/22 更新
床ダクトは消音ダクトなので、DCファンを取り付けて音を確認。 床吹出し口はフローリング色に合わせて木製を選びました。 ちゃんと風量調整板が付いています。 部屋ごとの微調整が出来て便利です。
2013/11/15 更新
N邸の地下には駐車場と倉庫があります。 倉庫は地下コンクリート壁からの万一の浸水に対して有効な2重壁になっています。 今回は断熱も兼ねて断熱材で出来たパネルを使いました。 この後、耐水の石膏ボードを張ります。 床も2重に成っていて、壁からの浸水に対応した納まりです。 2階天井には湿度の高さ防湿と透湿に変わる特殊なシートを張りました。 夏の結露にも有効です。 現場の温度湿度を測りました。 暖房も無いですが室...
2013/11/13 更新
2階床下にダクトを配管中です。 各部屋に行き渡るように配置していきます。 大梁の下はあまり余裕がありません。 2階床に吹出し口をつけますが、ダクトは途中で止めて床下空間を利用して冷暖房します。 鉄骨階段のササラ色打合せです。 色はいつも特注色の中から施主に選んでもらいます。 温湿度計を買い換えました。 最低、最高温湿度が記録できる優れものです システムが可動した時の各室の測定が楽しみです。
2013/11/09 更新
床チャンバーの吹出口です。 床下を暖めた空気がここから出て小屋裏へ戻っていきます。 2階床下へのダクトの開口です。 2階へは2本、1階へは3本通します。 今日は鉄骨階段の取り付け中でした。 狭いところを吊り上げてセットしていきます。 段板部分には集成材(木)が載ります。 ミリ単位の精度にはいつも驚かされます。
2013/11/02 更新
階段室です。 ガラスには特殊な防犯シートが貼られています。 もうすぐ鉄骨階段が入ります。 階主寝室のバルコニーからの眺めです。 少し離れたところに学校の緑が見えます。 木製ルーバー手摺の高さを予定より下げて、景色を優先することになりました。 同じくバルコニー袖壁の下地です。 このすまいには外壁に合板は一切使っていません。 呼吸する家には透湿抵抗の大きい合板は不適当なのです。
2013/10/28 更新
床下チャンバー空調システムの配管が始まりました。 150φを3本1階床下に延ばします。 断熱工事も始まりました。 セルロースファイバーを壁は100㎜、屋根は150㎜吹き込みます。 触るとパンパンに張っているのが判ります。 途端に空気感が変わります。 暖かく、静かです。 外壁にそとん壁が塗られると、もっと静かになるのでしょう。
2013/10/27 更新
南側の近隣に高い建物がある場合、いかに日照を確保するか。 日影のシュミレーションで、屋上にライトウェル(光りの井戸)を設けて解決する案を考えました。 小さなスケールのエスキス模型で検討です。 手前の建物で南の壁面は影になっていますが、ライトウェルに光りを当てると、下階まで明るくなっている のが判ります。
2013/10/26 更新
冬至の日照を確保するために、日影のシュミレーションを行うことで、ある事が見えてきました。 朝の日照は9時半ぐらいまで東面を照らします。 その後、10時過ぎからは日照が期待できません。 ただし3階屋上の一定の範囲には11時以降、日照があります。 つまり、この位置から光りを取り入れれば、1時間だけの日影で済むことになります。 その位置に、光りを取り入れるガラスの箱を取り付けることにしました。 ライトウェル(光りの井戸)...
2013/10/25 更新
冬至の日照をいかに確保するか。 日影のシュミレーションである事が見えてきました。 午前中9時ごろまでは東から光りが入りますが10時ごろから高層マンションと南の5階建ての 日影が始まり南側の壁面からの日照はほぼ終日期待できません。 ところが、11時を過ぎたころから、屋上のある範囲には日照があり、終日続いている事に気 付きました。 つまり、高層マンションの日影が去って、南5階建てのみが影響しており、その範囲は 限...
2013/10/22 更新
朝からN邸の気密(C値)測定です。 このような機械で測定します。 室内の空気を抜いていって、気圧が下がれば気密性が高いことになります。 数回測定して、その都度隙間を埋めました。 出窓など要注意。 東京Ⅳ地域は相当隙間面積5c㎡/㎡以下ですが 測定値で2.0c㎡/㎡、最終的に断熱、内装を行うと1.5c㎡/㎡が期待できます。 高気密なすまいになりました。
2013/10/20 更新
日照をどう確保するか。 周囲に高い建物が建っている場所では、大きな悩みです。 当然必要とするのは冬の日照です。冬は太陽の高度が低く 冬至(12月22日ごろ)の東京の南中高度は31度、 夏至は78.1度でその差はすさまじい。 周囲の建物をプロットして、冬至の日影をシュミレーションすることにしました。 冬至の10時の影です。少し離れた13階建ての影が長く延びています。 次の絵は冬至の12時です。
2013/10/20 更新
気密測定をするので、事前調査を行いました。 光りで隙間見るとの事で夕方からの現場となりました。 隙間はあまり大きな問題は無いようで、来週の測定に臨みます。 防水紙(モルタルラミテクト)の継ぎ目は気密テープで留めてあります。 これが全館空調用のダクトです。 2階の天井裏から1階の床下まで延ばします。 いよいよエアコン一台での全館空調システム工事の始まりです。
2013/10/09 更新
外壁の色決めです。 今回は、そとん壁という白州で出来た自然素材です。防水性があるのに、透湿性があるという 呼吸する家には最適の素材です。着色されていないので退色がない、塗り替え不要メンテナン スフリーです。 屋根の色、サッシュの色、木の色など並べて現場で決定していただきました。 2階東南の角のバルコニーです。奥行きが1800以上あります。 景色を見るのに最適です。 目隠し木製ルーバーがつきますが、すこしもった...
2013/10/07 更新
以前よりご提案していたW邸の設計委託をいただき、建替え計画が本格的にスタートしました。 ご要望は、近くに高い建物があり日当たりが悪く、日照を確保したい。 今は冬寒く、夏暑いので断熱を確保し、結露、カビ、虫などの対策を考慮した、基本性能が高い 住み易い「すまい」を提案して欲しい。 というものです。 日照については、すぐ南に5階建て住宅があり、また少し離れた位置に13階建てマンションが 建っていて、日照条件はきびしいものが...
2013/10/05 更新
玄関の門周りが出来てきました。 四角の穴は縦型ポストです。 ポストの上にインターホンと小さな照明がつきます。 照明は通常壁に埋め込むフットライトです。 この建物は床下に冷暖房の空気を送り込み、全館空調をします。 しかもエアコン一台です。(このシステムの話は経過を追ってお伝えします) そのために基礎と土台の間は気密パッキンでしっかり塞ぎます。 2階の小屋裏収納も形が出来てきました。 部屋からそのまま入れるので...