建築家 清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品事例
NA.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 郊外 | 1780万円 | - | 神奈川県 |
住宅はその内部で浴室・個室等の閉じた部分とLDK等の開いた部分があり、開いた部分の中にも機能によって開き方に差が出てくる。両者の配置の仕方によってお互いの特性を強め、より密接な関係となること、住宅内部における開き方について考察した。
開いた機能に必要な天井高を確保するよう閉じた部分を立体的に配置することで、開いた部分はさらに柔らかく分節され、丁度土を掘り進んだような立体的な図と地の関係となっている。
閉じた部分は開いた部分から空間を特徴付け、分節する“形”として認識され、開いた部分は閉じた部分から“空間”として何処からでも認識される。
Y.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 郊外 | 3250万円 | - | 神奈川県 |
逗子の敷地の深い森は自然豊かな環境であると共に、相当に力強く圧倒的な森です。 この深く圧倒的な森と対峙し、更に生活に取り込むためには森との距離が重要な要素であり、また、周囲との円滑な関係にも生活の中の距離が重要です。 今回、我々はこの深い森を取り込みつつ、周囲との関係を円滑にするために様々な距離と関係を建築化することを目論みました。
B.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 住宅密集地 | 2100万円 | - | 東京都 |
周囲を中層マンションや住宅に囲まれた21坪の旗竿敷地に、二世帯分の住空間、住環境、開放性を確保するためには狭い敷地を有効に利用することが最も重要です。しかし、いわゆる居室としての内部空間の拡大だけでは、敷地境界から民法上の50cmの外壁後退により妙な隙間ができてしまうと共にその隙間が周辺環境を良好にしにくく、密集地では開放性に限界があり、かといってセットバックするだけでは住空間確保には限界があります。
外壁を周辺との関係を踏まえて敷地境界線から50cmから2mまでセットバックさせ、セットバックさせた分だけ半内部領域を拡大させていくことにより開放性と住空間の拡大、および周辺環境の調和を目指しました。
HI.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | 5400万円 | - | 東京都 |
敷地は都内の住宅地で、2面道路に面した高台に位置している。
各階は、地下を共有のガレージ、エントランスとして、1階にご両親のスペース、2階にご夫婦のスペース、3階にお子様のスペースをゾーニングしている。
住宅の機能は、寝室、DK、L、水廻りを、それぞれ別のボリュームとして捉え、敷地いっぱいに、立体的な分散配置をさせることで、各室の独立性を高めている。また、それらのボリュームの間には、各室の庭としてのテラスを挟むことで、1階から3階までの全ての部屋が専用庭に面することとなり、3面採光と通風、プライバシーの確保を両立させている。