建築家 清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品事例
OH.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 住宅密集地 | - | - | 東京都 |
隣地境界の既存塀とそこからオフセットされた構造壁との間は、連続する設備スペースとして室外機等が配置されている。この構造壁の西側は収納やトイレ、階段等が内包され、緒室にその機能を提供し、空間を柔らかく分節している。1階では更にオフセットされた入れ子状の納戸とSICが配置され、玄関、寝室、書斎に分節され、その周囲を駐車場、中庭等の外部が取り囲んでいる。1階の内包された外部は形を変えながら上空へと連続し、グレーチングのテラスとして2階のLDK、水回りを取り囲んでいる。3階は広い屋上に面して、寝室や和室を配置している。
敷地境界を入れ子状にオフセットさせることで、周辺の影響を受けない、水平方向、断面方向への開放性を獲得している。
IN.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 住宅密集地 | - | - | 東京都 |
地下1階には駐車場、音楽室等を1つのヴォリュームとして配置し、室内は上方へと立体的に連続する外部に面している。1階はLDKとテラス、地下から連続する外部を配置し、ガラスで仕切られ、内外を一体化した空間としている。2階はプライベートな諸室がL字のヴォリュームとして配置され、1階のLDK上部に浮いた格好で箱の内側に配置されている。2階ヴォリュームの内側と外側は箱の外周壁から離れて空隙となり、1階テラス、地下ドライエリアと連続し、箱の中に立体化された空隙は上空へと開いていく。
分断された入れ子状のヴォリュームと連続する空隙は箱の中で絡み合い、高いプライベート性を維持しつつ、内側で光溢れる風通しの良い、開放的な住環境を獲得している。
TS.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 高台 | - | - | 神奈川県 |
眺望を生かした屋根とプライバシーの高い基壇を道路と敷地に段差がある立地の特性を活かして配置することで、敷地の大きなポテンシャルである眺望をそれぞれの空間に最大限に活かした住宅が生み出されている。
SA.house
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 住宅密集地 | - | - | 東京都 |
敷地は都内の閑静な住宅地にあり、前面に人通りと交通量の多いバス通りを挟んで緑豊かな区民施設が広がっている。上層ほど環境の良くなる敷地において、最大限のLDKの確保が求められた。
周辺状況から最上階に最大限のスペース確保を行い、そこから厳しい容積率を超えないように下階面積を絞って計画しており、建物は上層ほど大きくなって行く。丁度”お盆”のような形状の各層を水平に切り離した格好で110角の鉄骨無垢柱により積層している。
眺望とプライバシーを断面的に調整した、大きさと形の異なる”お盆”には、それぞれ異なる内装が与えられ、積層されている。