建築家 山本浩三さんの作品事例
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護国寺の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2024年 | 東京都 |
前面道路は道幅は広く、人通りが多いため、建物正面は法規上、また機能的に最低限の開口だけを設けて閉じた印象としました。敷地の奥には2層にわたるテラスを設け、外に開いた住空間となっており、道路側の音楽室以外の全ての部屋から望むことができます。高い壁で覆われたテラスはプライバシーはもちろんの事、反射光による柔らかい光が各部屋を明るく照らします。このテラスの間口はリビング・ダイニングと同じ大きさとしています。これは内部と外部を等価に扱うことで、呼応し合い、内外を曖昧にすることができます。一部、内装も外装と同じ素材にすることで外部との一体感を加速しています。
武蔵関の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2024年 | 東京都 |
この住宅も含め、建物間口に少し余裕があれば、各階の階段は直階段とし、平面的には重ねずに計画をします。直階段は折り返し階段とは違い、平面方向と垂直方向を同時に移動できる階段です。これらの階段を外周に沿って反転して配置することにより、各階は重なっているものの、2階の隣に3階があるような平面が繋がる感覚となり、生活のシーンが階段によって分断されず、連続したものとなります。さらに鉄骨階段であれば、採光はもちろんのこと、各階は先を見通せるシンプルな空間となります。
若林の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2017年 | 東京都 |
都内で若い30代のご夫婦とお子様一人が暮らしていくのに必要なプログラムをコンパクトに配置した住宅です。一般によく使用され、流通している既製品と工務店の標準仕様を組みあわせることで、コストを抑えつつ、同じ素材ながら使い方や見せ方で豊かな空間を目指しています。空間と機能の関係が過不足なく、必要十分の関係で成立しているので、都市部における効果的で機能的な住宅が実現しています。
曳舟の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
1階は防犯的な観点から、敷地中央の公園側に中庭を設け、この中庭を取り囲むように玄関、洗面・浴室、ゲストルームを配置し、中庭を介して採光を確保しています。
また、2階のダイニングはこの中庭に面した吹き抜けを設けて公園と一体になるように床から天井まで窓とし、リビングには公園との間にバルコニーを設けて、公園とは直接繋がらないようにしています。このように公園からの採光や、通風等の恩恵を受けながら、部屋の用途や大きさによって、窓を適切に配置し公園と共存する住宅を目指しました。
西方の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
折れ曲がった旗竿の敷地に、さらに一種高度地区という斜線が一番厳しい条件の中で、賃貸併用住宅を求められました。一般的な旗竿の敷地であれば、前面道路から多少は建物本体が見えるのですが、この敷地では全く見えません。完全に隣地に囲まれた敷地の中で、建物をめいっぱい建てるための採光は、隣地の建物と建物の隙間や、隣地の庭、また、平等に存在する「空」に向かって確保する計画としました。
喜多見の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
2階には大きな窓が二つあり、一つは周囲の街並みを望める窓、もう一つはこの住宅の中庭とも言うべき屋上テラスや空を望める窓。この二つの景色(外部空間)を同時に望むことのできるリビングは、内部空間でありながら、この住宅の「縁側」とも言うべきバッファゾーン(中間領域)のような役割を担っています。このリビング空間により、各階を区画し、閉じた諸室をつくりながらも、積極的に街並みと関わり、開放的な住空間となっています。
代沢の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
高低差のある角地に建つ3階建ての住宅です。建て主はご夫婦と2人の成人のお子さま。
それぞれが独立した生活の時間を過ごすため、できるだけ家族が干渉し合わない動線計画が求められました。そこで、3階建て住宅のオーソドックスな構成(1階に寝室と洗面・浴室、2階にLDK、3階に寝室)に、玄関を1階と2階に配置しました。3階の寝室へは2階の玄関をつかってアクセスすることができ、また、家族それぞれの来客者も1階を経由すくことなく2階のLDKにアクセスすることができます。さらに、2階のLDKを時間の過ごし方が異なるリビングとダイニングキッチンとに分節し、ダイニングキッチンにはパントリーや、ミセスコーナーといった家事機能も持たせ、木箱に納めました。
桜新町の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
前面道路が車や人通りがある公道ではなく緑道ということもあり、子供たちが外で遊んでいても中から気配が感じられるように、中から外へ開いた計画としています。2階に配置したリビング、ダイニングキッチンは緑道からそれぞれ手前と奥側になりながらも、雁行に配置することで奥側のキッチンからはリビングはもちろんの事、緑道も見通すことができます。また、最上階のルーフバルコニーは吹き抜けを通じて視線を繋げると同時に採光も取り入れており、これにより、周辺環境(外部)との関わりをより加速させています。
西早稲田の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
2階のLDKは水平方向の広がりを確保するため、オーバーハングしながら建ぺい率いっぱいに床面積を確保し、垂直方向は3階の床面積に影響のない範囲で、小さいながらも敷地の角側に吹き抜けを設け、その上部に折れ曲がったハイサイド窓を設置し、視線を高い位置に誘導することで広がりを感じられるようにしました。
多摩川の集合住宅
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2020年 | 神奈川県 |
事業物件という特性から現状において容積を最大限に確保しながらも将来を見据え、建物本体はRC造、セットバック部分は鉄骨造とし、道路拡幅時には鉄骨部分を切り離して、残された建物本体でも自立可能な構造計画とした。
鉄骨部分は赤茶に染めた水平のALC壁、開口、ルーバのみとし、これらが本体のRC造を取り囲む構成とすることで、階ごとに開口の大きさ、位置をランダムに変えられ、凝固な印象を持つ壁式RC造に軽快なファサードを実現している。