【トイレのリフォーム】
便器のタイプについて
便器のタイプについて
一見、昔から何も変わらないかのように見える便器。実は、最近の便器には、清潔なトイレ空間のための工夫が満載されています。汚れがたまらないフチのない新形状、水量はグッと少なく、渦を巻きパワーアップした洗浄力、便器の中はコーティングされ汚れ落ちもよくなりました。便器は日々美しく進化しています。
日本特有の、床に埋め込まれた和式トイレ。駅やデパートなどの公共施設では、肌が直接触れない安心感から、今でも和式が採用されています。男性用は、座らずに用が足せる形状。これもだんだんと生産量が減っています。
住居では、和式から足腰に楽な洋式トイレへの移行がすすんでいます。学校なども、洋式が採用されるようになっています。リフォームで洋式便器を施工する際に注意したいのが、排水方法。床排水と壁排水の2種類あります。床排水は、トイレの中に排水管が隠れていて、床下に排水します。一戸建てにもマンションにも対応できます。
壁排水は、排水管を通じて壁に向かって排水します。主にマンションなどで利用されています。
便器から離れると、自動的に洗浄してくれるものもあります。以前は、水の浪費が問題になっていましたが、最近ではセンサーが大か小かを判断して流し分けてくれるようになっています。
便器には、便器の下側面あたりに、タンクにはタンク本体に、それぞれ品番が書いてあります。トイレのリフォームの際には、リフォーム会社にこの品番を伝えると、排水方法などをすぐに判別することができスムーズです。
●サイズ
便器のサイズには、大きく分けて2種類あります。レギュラー(普通)とエロンゲート(大型)です。エロンゲートの方が、奥行き約3cm、高さ約2cmほど大きくなっています。このサイズによって、洗浄方式が変わってきます。エロンゲートは便器内に貯められる洗浄水量が大きいことで、臭いや汚れを軽減させられます。日本人の体格の発達もあり、新製品のほとんどがエロンゲートになっています。
●色
色は、白、アイボリー、ベージュ、ピンク、ブルー、グリーンなど各種あるのでお好みで選べます。最近のトレンドは、白。白は、健康状態をチェックするためにもよいといわれています。
●素材
便器は、昔も今も陶器でできています。現在の便器は、一見昔と変わりありませんが、実は表面の処理が進化しています。釉薬で陶器表面の凸凹をカバーしてナノレベルまでツルツルにしています。汚れにくく落としやすい表面加工がされているため、ブラシでゴシゴシこすらずとも、こびりつきもスッキリ解消します。また、パナソニックの「アラウーノ」など、有機ガラス系の新素材をつかった便器も登場しました。水アカもつきにくくなり、水を渦巻き状に流して、強力に洗浄。リフォームでトイレ掃除もぐっと楽にしたいですね。
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