建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家の当たり前を考え直してみる㉑キッチン3」
家の当たり前を考え直してみる㉑キッチン3
2025/03/05 更新
先日から、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。
その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。
昨日は、キッチンの中でもコンロについて
ミニマリストの香村さんを事例にお話しました。
キッチンにコンロがない。
でも、電気調理鍋をうまく利用して、しっかりと
食事は準備されてるという話でした。
(「ゼロ家事ハウス」で探してみてくださいね)
今日はその続きです。
コンロがないってすごいことなんですけど、
それにリンクして、もうひとつすごいことが起きます。
何かというと。。
レンジフードがなくてもいいんです。
えぇ?って思った方が多いんじゃないでしょうか。
そもそも、レンジフードって。
コンロで調理する時に発生する蒸気や煙等を
排出することが役割ですから。
コンロがないってことは、レンジフードもなくていい。
そりゃそうですよね。
そうそう。
レンジフードをセレクトしていただくときに
よく話題になることとして、掃除のしやすさがあります。
各メーカーが、いろいろ工夫して、洗ってくれたり、
10年間洗わなくてよくしてみたりしています。
キッチンにレンジフードがあるのは、当たり前なので、
できるだけ掃除の手間を最小限にする。
そんな考え方なんですよね。
でも。
レンジフードがなければ、掃除のストレスからは
開放されますよね。
すごくないです?
しかも。見た目の話ですが。
アイランド型のキッチンにしてスッキリしてても、
レンジフードが天井からぶら下がっています。
それがなくなったら、開放感は半端ないはずです。
それに、もしレンジフードだったところを
収納として使えるとしたら。。
見た目のスッキリ感は少なくなるものの、
とても使いやすい場所が収納になるので、
とっても便利になるみたいですよ。
そう。
レンジフードがあるという当たり前をなくすと、
かなり自由度が高くできますよね。
ただし。。
既製品のメーカーキッチンですと、自由が利かないことも
あるので、しっかり確認してくださいね。
明日に続きます。