建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家の当たり前を考え直してみる⑱(トイレ③」

家の当たり前を考え直してみる⑱(トイレ③

2025/03/02 更新

先日から、少し変わったお話。
よく考えてみると、家って、いろんな当たり前を
積み重ねてできているんですよね。

その当たり前を外してみると、自由な家づくりになる
なんてこともありますから。

昨日は、トイレの手洗いについて続きのお話でした。
手洗でなく洗面にするとか、自動ドアにするなんて
大胆な内容もありましたね。

今日は、トイレの中でも、窓のお話です。

あれ?少し前に話しなかった?
って思ってくれた方もいると思います。

窓の有無については、そちらを参照いただくとして、
今日は窓がある前提で、その窓自体のお話です。

突然ですけど、トイレの窓って、
どんな大きさでどんな開き勝手を思い出しますか?

高さ30-50cmくらいの二枚引き違い窓とか、
時代によっては、ガラスのルーバーが並んだ
ジャロジー窓くらいじゃないですかね。

開き勝手は、いくつか種類はあるのですが、
その大きさって、どうでしょう?

光は取り入れたいものの、外から覗かれるのも
どうかなということで、あまり大きくないかなと
思うんですよね。

浴室みたいに、しっかり換気したいという理由も
ないので、大きくなくていいわけです。

そんなわけで、トイレの窓って、
あまり大きくないというのがよくあるカタチ。

私が設計する際も、断熱や防犯も考慮してですが、
トイレの窓はさほど大きくしませんから。

そう。
なんとなく、トイレの窓って小さくていいんじゃない?
そんな考え方ってあったりします。

そこで、こちらをご覧ください。

窓の幅は細いのですが、おそらく想像しているよりは
かなり大きくありませんか?

しかも、床まで窓になってるって。。
半透明なガラスなので、まだいいのですが、
腰下が見えてしまう窓って、結構ドキドキしますよ(笑)

でも。
小さな窓が腰上にあるのではなくて、
床から大きな窓があるだけで、この明るさであったり、
開放感が得られます。
ちょっとした当たり前を外しただけで。

だったら、思い切って全面を窓にすればいいのか
っていうと、そうでもありません。。

ずいぶん昔に勤務していた設計事務所で、
壁の一面がガラスという家があったのですが、
覗かれない工夫はされていましたが、
なんとなく、落ち着きませんでした(笑)

でも。
トイレの窮屈さを解消したいんです!
という方であれば、ガラス張りのトイレもいいですよね。
とはいえ、プライバシー確保は前提ですけど。

トイレの窓は、腰上で小さ目。
そんな当たり前を外してみると、別の魅力を
つくりだすことができます。

どう思いますか??

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