建築家・ナイトウタカシさんのブログ「和箪笥と共に暮らす家⑦」
和箪笥と共に暮らす家⑦
2025/02/05 更新
先日から、和箪笥と共に暮らす家という
コンセプトの建築事例をご紹介しています。
昨日は、アンティークの和箪笥について
ご紹介しました。
新築の家に、さりげなく置かれた様が
何ともいえない良さがありました。
今日は、和箪笥ではないのですが、
ご紹介している家の和室周りについて
お話したいと思います。
こちらをご覧ください
真壁で床の間もあるかっちりとした和室。
でも。
純和風という感じではありませんよね。
どちらかというと、和洋折衷な雰囲気です。
そう感じさせる要素はいくつかあります。
一番は、右手にある障子。
障子紙ではなくて、ガラスなんですよね。
しかも、鮮やかな色ガラスを取り入れてます。
こちらは、アンティークではなく、製作。
建具屋に、デザインを伝えてつくってもらいました。
アンティークな建具を参考にしながら。
その障子の上には、欄間が嵌ってます。
この欄間。
実は、アンティークなんですよね。
それに合わせて開口を開けています。
和の要素が強い欄間と和洋折衷なガラス障子を
組み合わせると、大正ロマンを雰囲気に。
それと。
左側の建具は、無双窓のあるアンティーク建具。
高さが低かったのですが、調整してもらっています。
正面の襖。
とてもユニークなパターンですよね。
色で分けているのではなく、手漉き和紙をいろいろ
張り分けて製作しています。
ものすごく細かなところまで、しっかりと
決めていただいてます。
そういう丁寧な家づくりをサポートしてます。
詳しくはこちら。