建築家・ナイトウタカシさんのブログ「 和箪笥と共に暮らす家③」
和箪笥と共に暮らす家③
2025/02/01 更新
先日から、和箪笥と共に暮らす家という
建築事例をご紹介しています。
昨日は、ダイニングにあるテレビボードに
アンティークの和箪笥を採用した事例を
ご紹介しました。
重厚感があって、ドッシリしているのに。
取っ手が曲線を描いた繊細なデザイン。
その辺の組みあわせも和家具ならではの
魅力なんだと思います。
ちょうどいい高さの家具を購入されて
テレビボードにするお客様の感性は
とても素敵だと思います。
今日はこちら。
実は、テレビボードと同じ空間の中ある
和箪笥なんです。
キッチン、そしてダイニングから近い場所で
食器棚としても使えますよね。
ちょっとしたお菓子をしまっておくのも
粋じゃないですか。
せっかく同じ空間に置く家具なんですから。
時を経た、いい味の家具だと統一感もありますね。
部分的に拡大してみると。
どうですか??
ここ最近の新しい家具では、こういった装飾って
なかなか見かけません。
あまり求められてもいないでしょうし、
そもそも、こういった装飾をすることで、
相当な金額がかかりますから。
そうそう。
こういったアンティークの和家具たちって、
ものすごく、質の高い材料がふんだんに
使ってあったりします。
表面だけキレイで、中は空洞なんてことは
ないですから。
無垢のすごい材料をしっかりと使っているので、
これからも長持ちするでしょうね。
アンティークな家具を新築の家に取りいれる。
素敵ですよ。