建築家・ナイトウタカシさんのブログ「吹抜けってどうなの?①」

吹抜けってどうなの?①

2025/01/22 更新

昨日までは、家づくりを始めようとしている
ご夫婦をもとに、何を考えたらいいのかを含め
お話しました。

人によって、事情や状況が異なるので、
ピッタリな内容ではありませんが、
参考にはしていただけると思いますよ。

さてさて。
今日から違うお話です。

突然ですが。。
吹抜けって、どんなイメージ持ってますか?

例えば、こちら。

リビングとダイニング全体が吹き抜けています。
これだけ抜けていると、開放感はすごいです。

そう。
吹抜けって、開放感につながりますよね。
窮屈な感じがなくて、ゆとりを感じます。

マイホームを建てる前に、賃貸物件に住んでいて
窮屈な思いをしていたりすると。。

開放感がほしい!ということで、吹抜けを
要望される方っていらっしゃいます。

住宅展示場のモデルハウスとか、雑誌で見る
素敵な家では、大きな吹き抜けがあるので、
憧れる方も多いでしょう。

すごくポジティブな側面もありながらも、
快適さという意味で、ネガティブな印象を
持っている方も多いかもしれません。

よく話題になるのは。。
冬の寒さですよね。

暖かい空気は、上にあがっていくので、
吹抜けの下(足元)は、なんとなくヒンヤリする
そんな家も実際にあるでしょう。

ここ最近は、断熱性能が各段によくなったので
改善はしてきていますが、少し前であれば、
なんとなく寒いなんて場合もあったようです。

それにしても。。
吹抜けの天井には、シーリングファンを設置
というのがオススメです。

暖気を少しでも下階へ送り込みたいですから。

あれって飾りみたいなもんじゃないの?
って思う方がいるかもしれませんが。。

想像以上に効果的だったりしますので。

足元寒いなら床暖房入れればいいんじゃない?
そう思う方もいますよね。

実際効果的だとは思います。

大きな吹き抜けがあって、壁掛けエアコンだけ
という場合であれば、床暖房も入れておくと
よいかもしれませんね。

もしエアコンだけでということであれば、
断熱気密性能を高くすると同時に、
家全体を暖めるという意味で、全館空調を
導入するといいかもしれませんね。

実際、底冷えはほぼなくなりますから。

でも。
それだけでもないんですよね。

明日、その辺をお話しましょう。

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