建築家・ナイトウタカシさんのブログ「天井と壁の取り合いをどうする?③」
天井と壁の取り合いをどうする?③
2025/01/07 更新
先日から、天井と壁の取り合いについて
お話しています。
昨日は、樹脂製の廻り縁をいくつかご紹介しました。
木材よりはスッキリした見え方にすることが
できそうな種類もありました。
今日はその続きとなります。
樹脂にすることでスッキリ見せることができます
という内容でお話しましたが。。
逆に、廻り縁がしっかりとあってもいいんじゃない?
というパターンについてご紹介していきます。
おそらく、みなさんが目にするものとすれば、
こんな感じかなと思います。
角型というよりは、斜めな形状。
大きさは、15mm程度でしょうか。
私も、勤めていた25年くらい前に設計していた
住宅等では、こういったタイプを普通に使ってました。
でも、実は。
廻り縁って、ものすごく種類があるんですよね。
大きさでいえば、9mmくらいの小さいものから
250mmくらいの大きなものまであります。
えぇ?25cm??
思いませんでした??
2.4mの天井で、2.0mのドアがあったとして、
その上の壁の半分以上が廻り縁!!
スッキリな見た目が好まれるここ最近では、
そんな目立つものを使うなんて、想像つかいない
なんて方も多いんじゃないかと思います。
そもそも、その大きさの廻り縁って、
どんな感じなの?って思いますよね?
例えばこちら。
すごく装飾的ですよね?
海外の映画やドラマをご覧になったことがある
方であれば、見たことありませよね?
私が最近見た海外のドラマで、
クイーンズキャビネットという作品があります。
主人公の自宅が、すごく素敵なんですよね。
(内容も面白いですが、インテリアも素敵です)
そのワンシーンがこちら。
廻り縁。
すごく装飾的で大きいし、白にして目立つように
しています。
廻り縁だけでなく、開口部周りにも装飾として
縁取りしていますよね。
そうなんです。
輸入住宅なんかでは、よく使われます。
装飾的な廻り縁が豪華であればあるほど、
高級感のあるインテリアに仕上がったりします。
海外製のものも手配はできるのですが、
日本であれば、「みはし産業」というメーカーが
断然種類が多くて、納期も確実です。
ご興味ある方は、ぜひ検索して、
WEBカタログをご覧になってください。
廻り縁のお話はここまで。
明日から、違うお話します。