建築家・ナイトウタカシさんのブログ「間取りを〇〇してもらえませんか?①」
間取りを〇〇してもらえませんか?①
2024/12/25 更新
前回は、工事中に現場をチェックしてくれる人
として、設計士がいるといいかもしれませんよ。
そんなお話でした。
なぜそう思ったのかを、とある現場定例打合せを
事例に説明しました。
ちなみに。
設計と施工が同じだと、チェックが機能しにくいため
第三者である方がよいかなと思いますよ。
それはさておき。
今日から違うお話です。
テーマは間取りについてです。
実は、先日、とある法人さんと雑談をしている中で、
こんな一言から話が広がっていきました。
「ナイトウさんの間取りのお話って面白いですよね」
面白いって。。わかりにくいですよね、きっと。
どんな感じだったのかを順に話していきましょう。
どの話からスタートしたかは覚えていませんが。。
記憶あるところから。
私が家づくりに関わらせていただいた中で、
三角定規のような敷地に、真四角ではなくて、
三角形の家を建てたことがあるんです。
具体的には、こちらです。
この事例の中がどうなっているのか?を知りたい
とのことで、最終案ではないのですが、途中案を
提示して、お見せしたんです。
かなりビックリされたんですよね。
三角形なので、どこかの部屋が変なカタチだったり、
なんとなく窮屈なで使いにくい感じになったりとか、
三角形というネガティブな側面があると思っていた
そうなんです。
でも、間取りを見て、そういったところは全くないし、
行き止まりのない動線が重なったりしていて、
むしろ、とても暮らしさすそうですと。。
※間取りは公開していませんのでご了承ください※
そのカタチ自体は、インスピレーションではなくて、
いろんな要望や課題があって、それを解決していく
プロセスの中で生まれたことをお伝えしました。
どんな要望、課題で、どう解決したのか。
その辺をお話していたら、もっともっととなっていって。。
ずいぶんと長くお話していたと思います。
ひと段落したところで、先方の一人がスマホで、
とある間取り図を見せてくれました。
どう思いますか?って。
どうやら、その方が家づくりの最中らしく、
今提案されている一番の間取りだったそうです。
それを一通り拝見したところで。。
いろいろと思うところはあったので、率直に聞きました。
「どういった側面からコメントしたらよいですか?」
どう答えたのか?
明日に続きます。