建築家・ナイトウタカシさんのブログ「製作建具の魅力について④」

製作建具の魅力について④

2024/12/09 更新

先日から、オーダーの製作建具について
いろいろお話しています。

昨日は。
建具をアクセントとしてお気に入りの色柄にしたい!
無垢の床と同じ雰囲気にしたい!
なんて時は、オーダーの建具がいいんですよ。
そんなお話でしたよね。

今日は、違う視点からオーダー建具についてお話します。

突然ですが。。
家の中のドアを想像してみてください。

みなさんがイメージした建具。
どんなカタチしていました?

カタチ?ドアのデザインのこと?
って思ったかもしれませんが、違います。
ドアの外形についてです。

そりゃ、長方形でしょう。
って声が聞こえてきました(笑)

そうですよね。
長方形のドアって多いですよね?

既製品であれば、ほぼすべてが長方形ですし、
おそらく目にする建具は、長方形のハズ。

でも。
1970年、1980年代に建てた家とかであれば、
長方形ではないドアもよく使われていました。

ドアの上部が曲線になっている、アーチ型。
玄関からリビングへ入るところによく使われてました。

というのも。
その時代の家をリノベーションする機会が多く、
かなりの頻度で見かけたことがありますから。

おそらく、その時代であれば、建具自体は既製品でなく
建具屋さんがつくっていた時代でしょうから、
ある意味、主流が製作建具だったかもしれません。

なので。
その一部にアクセントとして、そういった遊び心ある
デザインになったんだろうと思います。

もちろん、今の時代でも、オーダーにすれば、
アーチ型のドアを実現することはできますよ。

上部が曲線に限らず、三角形とかでもいいでしょうね。

ここだけは、何かユニークにしたい!
そんな場合でしたら、それも一つの方法ですよ。

ただし。
アーチや三角形にする場合は、かなりの精度が必要なので、
そういった細かな仕事のできる職人と付き合いのある
工務店との家づくりがオススメです。

ということで。
ドア自体のカタチを自由に、ユニークにできるので、
そうしてみたい場合には、オーダーにしてみるのも
一つの方法なんだろうと思います。

ちなみに。
ドアは長方形のままで、三角やアーチに見せることも
できたりはしますが。

長くなってしまったので、明日に続きます。

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