建築家・ナイトウタカシさんのブログ「50歳を過ぎた頃から暮らしを見直す⑥」

50歳を過ぎた頃から暮らしを見直す⑥

2024/10/31 更新

子供が独立して夫婦で暮らす。

そんなタイミングに、食洗機が壊れたことで
リフォームを検討し始めたご夫婦を事例に
いろいろお話しています。

家族の変化に合わせて、暮らし方が変わる。

そのタイミングで家を再構成するのは、自然であり、
今後の暮らしを考えるには、とてもいい機会です。

昨日は、設備の取りかえだけでなくて、
暮らし方を考え直すのであれば、設計士がいいですよ。
理由についてもお話しました。

今日はその続きとなります。

なんとなく、設計士に依頼するって。。
抵抗あるかもなんて方は多いかもしれません。

大豪邸を新築するわけでもないのに。。
なんて思わなくていいと思いますよ。

暮らし方を考え直すのであれば、
新築でもリノベーションでもリフォームでも一緒です。
工事の範囲が違うだけですから。

とはいいつつ。。
設計士によって、受け付けてくれないことも
あるので、依頼前に確認してくださいね。

設計士に依頼するとよいといったことには
もう少し理由があるんです。





デザインでしょう?
ってすぐに言われそうです(笑)



もちろん、それも一つの大事な要素です。
実際、デザイナー気分の設計士もいますから(笑)

例えば。。

見積金額が適正なのかどうかって、わかりますか?

新築みたいに坪単価みたいな目安はないですし、
改修範囲によって価格がぶれるので、他の方を参考にも
なりませんよね。

設計と工事が一緒に会社だと、その見積のチェックって
施主自身がしないといけませんよ。

いくつかの会社で相見積もりすればいいんじゃない?
って思うかもしれませんが。。

そもそも、見積のベースになってる内容が曖昧なまま
見積もりをとっても、比較になりません。

単に安いからといって飛びつくと。。
何かは別途工事だからとか、これは追加ですからといって
結局、金額が高くなってしまうことだってあるでしょうから。

もし、設計士がいたらどうでしょう?

施主の代わりに、工務店から出てきた見積をチェックして
指摘したり、場合によっては、交渉もしてくれます。

もちろん、無茶なことは言えませんよ。
ただ、高ぶれするのを抑えることはできます。

これまでの経験上でいえば。。
設計料を含めても、設計と工事一体に比べると
金額を抑えることはできますよ。

設計料が割高になる?
そんなことはありませんから。
(ただし、コスト感覚のある設計士に限りますが)

それともう一点あるので、明日お話します。

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