建築家・ナイトウタカシさんのブログ「実体験の有無って設計士選びのポイントです」

実体験の有無って設計士選びのポイントです

2024/10/24 更新

昨日から、設計士選びのポイントのひとつとして
実体験の有無についてです。

車椅子を使う方向けの家づくりをする
という方を取り上げてお話しています。

車椅子が使いやすいということで、
庁舎や病院にある多目的トイレがいいかも。
なんて思っても、その広さが住宅のスケール感に
フィットしないことをお伝えしました。

住宅なりのやり方があるんですよね。
つくり方次第では、車椅子や介助の際に、
使いにくいトイレになってしまうんです。

そんなお話でした。

では。
具体的に、どんなトイレが使いにくく
なってしまうと思いますか?

広さについては、1.5帖確保するとして、
それ以外でいえば。。

まずは、出入口の開き勝手と幅。

なんとなくでも想像できるとは思いますが、
開き勝手は、開き戸でなく引き戸がベスト。
扉が邪魔になって出入りができませんから。

それと、その幅。

トイレの出入り口幅って、60cmくらいに設定
されていることが多いんですよね。
(いわゆるトイレドアですね)

その幅では、車椅子が直進するだけでも
通過することが難しいですから。

少なくとも70cm以上は必要です。
できれば、もっと広く確保したいところ。

それと、もう一つ大事なポイントは。。
出入口の位置です。

トイレが横向きになるよう側面から入る場合と
入って奥にトイレの正面が見えてる向きがあります。

側面から入る場合は、車椅子からの乗り換えで
体を90°回転になりますよね。

でも。
正面から入ると、180°回転しないといけません。

自力でも介助ありでも、狭い空間で、
180°回転って結構大変なんです。

それに。
側面に出入口があれば、戸を開ければ、
その先の廊下を補助的なスペースとして
有効利用できるんですよね。

仮に、トイレの広さが確保できなくても
側面から大きい幅の出入り口があれば、
車椅子とか介助が必要な場合には、
とても使いやすくできるんです。

それともう一つ事例として。
スロープのお話。

玄関と内部の床は段差を少なくできますが、
アプローチと玄関は高低差をゼロにすることは
とても難しいですよね。

雨が入ってくるといけませんから。

その段差を解消するため、パッと思いつくのは
スロープかなと思います。

このスロープ。。結構大事なポイント在ります。

明日、その話をしていきます。

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