建築家・ナイトウタカシさんのブログ「子供部屋もいろいろ考えたい①」

子供部屋もいろいろ考えたい①

2024/08/24 更新

昨日まで、家で演奏を楽しむ場合、
どんなこと気を付けなければいけないのか
について、いろいろお話しました。

重さ、搬入路、防音とか。
ただ楽器を置けばいいということでもなく、
家づくりの時に、考えておいた方がよいことが
結構あるんだというお話でした。

楽器に限らず、大音量で音楽や映画を
楽しみたい方も同じですので、
そういった方も含めて、参考にしてください。

今日からは、全然別のお話です。

突然ですが。
家に子供部屋つくるなら、どうしますか?

家づくりに対する要望をお聞きする時、
子供部屋のことで、よく出る要望というと。

「子供部屋は6帖で二部屋。将来分割したいです」

そりゃ。そんなもんでしょう。
って思ったかもしれません。

もちろん。
そこまでこだわりなのであれば、それでもOK。

でも。
この要望でも、少し考えた方がよい内容って
いくつか含まれてるので、順にお話ししていきますね。

まずは、「広さ」についてです。

確かに、6帖あれば、シングルベッド1本に、
勉強机を置いても、まだ本棚とかが置けます。

レイアウトしだいでは、本棚以外にも、
もっといろんな趣味のモノたちを置けたりします。
つまり。
少し余裕がある広さだということです。

その広さ確保してもいいんですけど。。
子供が3人以上いたりとか、全体の面積に制限がある
といった場合は、他の空間を圧迫するかもしれません。

だったら、もう少し部屋を小さくするのであれば、
どこまでいけるのか?ってなりますよね。

独立した部屋として、ベッドと机を置く前提であれば、
普通であれば、最小限は、4.5帖。

ただし。
洋服等を収納する場所が別にないと、
立ちゆかなくなるので、ご注意ください。

収納を他で確保できないからといって、
2段ベッドにして、下を収納にするという方法は
少し考えた方がよいかもしれません。

子供が小さいうちはいいのですが、
中学校超えたくらいになると、体格も大人になるので
ベッドの窮屈さが気になるかもしれませんから。

いやいや。
一定期間は窮屈だけど、将来は出ていくんだから
それも正解でしょうって考え方もできますが。。

将来、出ていくのが確定でもないので、
大人になっても、過ごせるように広さを考えておく
ということも大事かなって思います。

いやいや。
家の広さから考えたら、もっと小さくしたいかも。。
なんて方がいるかもしれません。

明日はそのお話をしましょう。

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