建築家・ナイトウタカシさんのブログ「洗濯スペースをどうする?②」
洗濯スペースをどうする?②
2024/07/22 更新
昨日から、洗濯スペースについて
お話しています。
最初の切り口は、場所について。
洗面脱衣室の中で、洗面台の脇にある。
それがよくあるカタチ。
それ以外にあるの?
ということで、昨日は、2階の廊下に
洗濯スペースを設置した方がいる。
という話でしたよね。
今日は。
その方のお話の続きとなります。
2階の廊下の一角にあるっていうと、
おそらく、洗面台であれば、よくあります。
トイレの手洗いや歯磨きなんかもできるので
とても便利ですよね。
でも、洗濯機ですから(笑)
もう少し詳しくお伝えした方がよいですよね。。
2階の廊下って、漠然とお伝えしましたが、
場所は、2階のバルコニーから一番近い場所。
そうお伝えすれば、ピンと来ますよね?
そう。
洗濯物をバルコニーに出して干すため、
最短距離にしたいということでそうなりました。
こちらの奥様。
洗濯物は、日当たりのいい外に干したい。
そんな方なんですよね。
ちなみに。
バルコニーには深い屋根がかかっているので、
急な雨でも安心です。
1階に干せばいいじゃない?
って思ったかもしれません。
でも。
こちらの家は、1階に余分なスペースがなく、
日当たりがしっかり確保できる、一番の場所が、
2階のバルコニーだったんです。
そういう意味では、とても合理的ですよね。
仮に。家事動線を短くするためという理由で
1階のキッチン近くに洗濯機が合ったら?
キッチンから近いので洗濯が終わったかは
わかりやすいのが。。
水を含んだ重い洗濯物を、階段のぼって
運ばないといけません。
だったら、2階に洗濯機があると便利です。
だからといって、洗面や風呂まで2階にする
なんて必要までは感じてなかったんです。
だから。
洗濯機が、水回りから飛び出したわけです(笑)
そうそう。それと。
この家は、プライベートスペースが2階にあります。
洗濯が終わって、室内へ取り込んだ洗濯物は、
家族ごとに分類して、各個人のスペースへと
運んでいきます。
唯一気になるのは、ランドリーカゴに入った
洗濯物を2階へ運ぶ手間。
濡れていない洗濯物は軽いので、気にならない
なんておっしゃってました。
これも一つの正解なんだと思いますね。