建築家・ナイトウタカシさんのブログ「奥様スペースってどうする?③」
奥様スペースってどうする?③
2024/06/29 更新
昨日は、ご主人の書斎に対抗(笑)して
奥様のプライベートスペースを確保した
事例をご紹介しました。
すごく小さなスペースなのですが、
逆に無駄なく合理的で、その小ささが
居心地よさにもつながっている。
そんな印象さえしました。
いただいたコメントの中で、
家族一人ひとりに一部屋あります。
ってありましたが、そこまで潔く
独立した部屋をつくれるといいかも
しれませんね。
今日は、昨日とは少し違う事例の
ご紹介になります。
こちらご覧ください。
L字型に高さの違うカウンターがあります。
高いカウンターでは、立ってアイロンがけをする。
低いカウンターは、椅子に座って、スマホを見たり
自分の時間を過ごします。
コーナー部分を有効に使うために、
上部は棚板にして、下部はキャスター付きの
収納を購入して配置しています。
低いカウンターの上には、手元を照らす
照明もあるので、スマホはもちろんですが、
書き物とか、裁縫なんかもできますね。
この奥様スペースは、自分だけの時間をすごす
というよりは、家事をこなすことが中心です。
キッチンと水回りの近くに配置してるのも
家事を効率化させるためです。
こんなふうに。
奥様が、自分の時間を楽しむというよりは、
家事を効率的にこなすスペースという意味で、
家事コーナーとか家事室なんて名前がつくことが
多いかもしれません。
ただ。
最近では、共働きのご夫婦も多くて、
家事をシェアされているケースも多いです。
なので。
家事スペースをつくったからといって、
奥様の占有スペースというよりは、
夫婦共有のスペースという印象ですね。
そうそう。
こちらの奥様スペースですが、
横長の窓が、壁の上の方についていますよね。
上の方についているおかげで、
この部屋全体が明るくなっています。
しかも。その窓は、北に面しています。
北からの光って。
安定していて明るさはしっかりとれるので、
作業系のスペースには最適なんです。
ゆっくりと時間を過ごす。
そんな場所であれば、快適さも大事に
するといいですよ。
長くなったので、明日に続きます。