建築家・ナイトウタカシさんのブログ「どんなキッチンがいいの?㉓」
どんなキッチンがいいの?㉓
2024/06/20 更新
昨日は、オーダーキッチンの中でも、
水栓とかコンロといった設備機器について
主要メーカーとどう違うのか?
について、お話ししました。
各機器は、国産メーカーに限らず、
海外の機器メーカーを組み合わせる
なんてこともできます。
かなり選択肢の幅が広がりますよね。
それって、オーダーキッチンならではの
一つなんですよ。
そんなお話しでした。
今日は、その続きです。
次は、扉面材や壁の仕上げについて。
実は。オーダーキッチンを依頼する方って
この面材と壁材の仕上げが理由という
ケースが多いかもしれません。
いくつか例を挙げてみましょう。
一番イメージしやすい仕上げは。。
木を使った仕上げです。
あれ?主要メーカーのキッチンでも、
木目はありましたよ。
って声が聞こえてきました(笑)
はい。主要メーカーでも木目はありますよ。
でも、それって。。
木目柄をプリントした化粧シートなんですよね。
本物の木ではないんです。
稀にあったりするのは、木を薄くスライスした
突板を表面に張ったタイプ。
でも、それって。。
最上位グレードの上位クラスな仕様が多い。
しかも、色の種類が少ないですね。。
いろんな樹種があるといいのですが。
量産をする前提なので、なかなか難しい。
なので。
もし、プリントでなく、本物の風合いにしたい!
という場合は、自動的にオーダーキッチンになります。
オーダーキッチン屋さんでも、ある程度樹種には
制約があるので、どんな樹種が選べるかは、
事前に相談が必要ですね。
それ以外でも。
もっと違う色とか柄、木目でももっと違う感じにしたい。
もしそうであれば。。
メラミン化粧板という仕上げがあります。
ものすごい種類の色柄があって、水や汚れに強いし
オーダーキッチンの面材としては、主な仕上げです。
さらに、ピアノみたいなきれいな塗装にしたい。
そんな時もオーダーがいいでしょうね。
塗装であれば、自分で好きな色にできるので、
ほんとにオンリーワンなキッチンになりますよね。
それ以外であれば、ここ数年人気になってますが、
モルタル風の仕上げで、モールテックスという素材。
2024年現在でも、まだまだ人気は高いのですが。。
他に比べれると、割れやすいのが難点。
それはさておき、塗装や左官にするのであれば、
自動的に、オーダーキッチンになりますね。
長くなったので、明日に続きます