建築家・ナイトウタカシさんのブログ「どんなキッチンがいいの?⑲」
どんなキッチンがいいの?⑲
2024/06/16 更新
昨日は、主要メーカーのキッチングレードで
何が違うのか?
その中の一つとして、カウンター(天板)の
素材について。
代表的な素材、ステンレスといっても、
いくつか種類があってセレクトが異なりますよ。
そんなお話しでしたよね。
もしかすると。
ステンレス以外を知らない方がいるかも
しれませんが、もう少しいくつかあるんです。
それをグレードとの関係について
お話ししていきます。
ステンレスの次によく見かける素材は
人造大理石かなと思います。
おそらく、白いカウンターのキッチンの場合
この人造大理石の可能性が高いです。
人造大理石とは、すごく大ざっぱにいうと
樹脂を固めた素材で、比較的熱に強いタイプ。
それもそのはず。
熱い鍋は置かなくても、調理中の熱い油なんかは
飛散するでしょうから。
そんな素材自体のことはさておき。
人造大理石とキッチンのグレードとの関係
でしたよね。
ショールームなんかで見ると、
直観的にわかると思いますが。。
中位グレードまでの人造大理石カウンターは、
柄のない、シンプルな表情が多い。
上位グレードになると、石目とか、
ツブツブとか、表情のあるカウンターになります。
グレードに合わせて、高級に見せてる
わけでもなく、もともとの素材の段階で、
石目柄等とシンプルなタイプとでは、
価格差があるんですよね。
そこは、メーカーサイドとして、
上位グレードには、高い色柄の人造大理石を。
そんな考えが働いているんでしょうね。
なので。
中位グレードより、上位グレードの方が
色柄含めて、選択肢が多いです。
キッチンのカウンターって。
フラット対面のキッチンにしたりすると
よく見える場所でもあるので、
見た目を重視する方であれば、色柄のある
上位グレードになるかもしれませんね。
ちなみに。
色柄が違っても、素材としては同じなので、
機能的な側面からは違いはありません。
見た目のことだけですね。
ということで、人造大理石はここまで。
明日は、その他のカウンター素材と
グレードの関係についてお話ししますね。
お楽しみに。