建築家・ナイトウタカシさんのブログ「キッチン背面の収納のお話し⑤」
キッチン背面の収納のお話し⑤
2024/05/26 更新
昨日は、キッチンと同じメーカーで用意した
背面の収納をご紹介しました。
ゆったり幅があると家電が並ぶ。
奥行が深いとゆとりもって家電を使える。
間接照明を使うと手元が明るい。
そんなことを事例をもとにお話ししました。
ちょっとしたことばかりですが。。
使い勝手に、とても影響するので、
参考にしてみてくださいね。
さて。
今日は、その続きとなります。
キッチンの背面に収納をつくりつける。
そんな時に、なんとなく想像されるカタチって。。
腰高さの引き出し収納と、家電スペース、
その上に、吊戸棚がある感じかなと思います。
そのつもりでショールームにいくとしますよね。
身長が150cmほどの奥様が、よくおっしゃること。
わかりますよね?
そう。
吊戸棚が高すぎて、使いにくいんですと。
だったら、手の届く高さまで、吊戸を下げますか?
ってことになります。
とはいっても、炊飯器が吊戸下にあると、
湯気が気になったりするし、家電との間が
せまいと、窮屈な感じもします。
そこで、こちらをご覧ください。
そうなんです。
使いにくいならいらないでしょう。
吊戸を思い切って、やめてしまっています。
下台だけなんですよね。
潔すぎでしょうか(笑)
この方は、壁にしておくのはもったいないので、
窓をつけて、明るいキッチンを実現してます。
そもそも、食器は多くないし、
食材もさほどストックしないので、
これだけあれば収納が十分という方なので、
成立はしていますが。
もしかして。
コストコ行って大量に購入するとか、
食器が趣味でたくさん持ってる。
そういう方だと難しいかもしれませんね。
ただ。
キッチンとは別で、パントリーを確保できる。
そういう場合でしたら、これでもよいですよね。
さらには、こちらも御覧ください。
何かを収納する吊戸棚ではなくて、
お気に入りを飾るための固定棚を設置してます。
お気に入りの雑貨とか、植栽、オブジェ、
カップとかグラスなんかまで。
キッチンに彩を与えてくれます。
ただし。。
棚上の掃除が必要になるので。。
それだけは覚悟して採用してくださいね(笑)
吊戸をやめてしまう。
それも一つの方法ですよ。
明日に続きます。