建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外構のお話し(植栽のこと②)㊳」
外構のお話し(植栽のこと②)㊳
2024/03/08 更新
昨日は、外構の一要素である植栽について
お話ししました。
ひと昔前は、立派な庭園をつくることが
多かったのですが、最近はそうでもなくて、
手入れを重視して植栽が少ないことが大多数。
下手すると、植栽がゼロという方がいるほど。
そんなお話しでした。
さすがに1本でもいいから植栽ほしい!
という方に向けて、よく採用される樹種と
その特徴なんかをお話ししようと思います。
ちなみに。
私が採用したことのある樹種で、
その経験を踏まえたお話しになるので、
その辺はご了承くださいね。
(他の樹種が気になる方は庭屋さんの
サイトとかをご覧ください)
まず最初にご紹介するのは。。
シマトネリコです。
分類とか育て方とかは、詳しいサイトに
お任せするとして、採用してみた経過等
についてお話ししていきます。
これまで、株立(根元が何本かに分かれてる)
で採用することがほとんどです。
常緑で葉が柔らかく、程よい密度になります。
幹が華奢で繊細な印象です。
木の形としては剪定なくても整っています。
和風というよりは、モダンな感じに
とても合うなって思います。
見た目繊細な感じなのとは裏腹に。
すごく強いんです。
強い日差しでも焼けてしまうことがないし、
ザクザク剪定しても枯れてしまうようなこともない。
しかも。手をあまりかけなくてもすくすく育ちます。
ただ。
すくすくそだつので、剪定をしないと大変なことに。。
日当たりよかったりすると、大きくなります!
優しい雰囲気のままにしたいのであれば、
ある程度で剪定していくことをオススメします。
次は、オリーブ。
そう。あのオリーブの実がなる樹種ですね。
常緑で、細長い葉っぱが特徴的で、
風になびくと、葉がキラキラしてきれいです。
丸みを帯びた葉のおかげか、
とても優しい雰囲気で、こちらも洋風に合いそう。
シマトネリコ同様に、成長がすごく早くて
手入れが楽なのはいいところですよね。
ただ。
成長が早いので、大ききなりすぎないよう
適度に剪定した方がよいでしょうね。
シマトネリコは、木の形が美しいのですが、
オリーブは、不整形な形で成長していくので、
下手すると横に広がったりしますから。
それに。
多少剪定しすぎても、強いので、
簡単に枯れてしまうようなことはありません。
常緑であれば。
この二本くらいが多いかもしれませんね。
(といいつつ、もっとありますが)
いやいや。
せっかくだから、色の変化する方がいい。
という方に向けては、明日お話しします。