建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外構のお話し(ウッドデッキとか①)㉜」
外構のお話し(ウッドデッキとか①)㉜
2024/02/29 更新
昨日は、駐車場の出入口周りについて
いくつかの事例をご紹介しました。
道路側にゲートを設置したりするだけで、
家全体の見え方が変わってきますし、
シャッター等を検討されるのであれば、
そのゲートが役に立ちます。
必須な内容ではないのですが、
あると、より素敵に見えますよ。
そんな内容でした。
今日は、外構の中で、よく話題になる。
そんなところのお話しをしようと思います。
家づくりについて、ご要望をヒアリングすると、
よく出る内容の一つとして。
BBQしたいから、ウッドデッキがほしい!
リビングの南側で、庭に面したところに、
木製のデッキがあって、陽気のいい季節には、
日向ぼっこしたり、BBQしたり。
ゆったりとした、素敵なひと時ですよね。
憧れる気持ち。よくわかります!
では。いざウッドデッキをつくるとして、
その際、いくつか気にするポイントがあるので、
そのお話ししていきます。
「ウッド」デッキというだけあって、
天然木を使ったデッキを想像しますよね。
もし、天然木を使うのであれば。。
その樹種の選定には、気を付けた方がよいです。
最近でこそ少なくなりましたが。。
その昔、ウッドデッキっていうと。
国産杉を使うことがありました。
杉って密度が高くない分、肌触りがすごくいい。
しかも、コストも抑えてできますから。
ただ。
杉は、経年で変化、劣化しやすい側面があるので、
採用するのであれば、表面の塗装は必須。
しかも。
塗装は、一度塗って終わりじゃないですよ。
理想は数年で、最大でも5年くらいに一度は
塗らないといけません。。
DIY大好きな方であれば大丈夫ですけど、
もし、そういうのが好きじゃない人であれば、
結構負担に感じたりしますから。
家づくり当初はいいと思っても、段々面倒になって
やらないなんてことにもなります。
私が家づくりに関わらせていただいたお客様で、
5年ピッチで塗っていたのですが。。
15年目にはかなり劣化してたことともあって、
別素材のテラスへ改修されました。
デッキは、床面になるので、雨がたまりやすく、
壁に比べると、かなり劣化は進みやすいですから。
塗装は少なくしたいけど、天然木にしたい!
そんな場合はどうするか??
その話は明日に続きます。