建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外構のお話し(カーポート②)㉙」
外構のお話し(カーポート②)㉙
2024/02/24 更新
昨日は、駐車場に掛ける屋根として
カーポートのお話しをしました。
カーポートを採用するにあたって、
気にした方がよいポイントを
いくつかご紹介しました。
屋根材、柱の長さなどなど。
意図せずセレクトしてみたら、
使えない!ってことにならないために。
今日は、各社いろんな種類のある
カーポートの中で、目立った特徴のある
タイプを、少しご紹介しようと思います。
カーポートっていうと。
昨日の画像みたいに、手の片側に柱があり、
屋根を支えていて、屋根が半透明。
といった印象が強いかなと思います。
確かにシンプルですし、コスパいいので、
採用される方が多いこともあって、
周りでよく見かけるからでしょうね。
では。
そういったタイプ以外はどんなものか?
順番にご紹介していきますね。
一つ目はこちら。
何が違うか。わかりましたか??
よく見ていただくと。。
側面に柱がありませんよね?
カーポートって、1台用であれば2本、
2・3台用であれば、4本の柱が、
側面に必要になります。
奥の柱はまだいいのですが、
手前の柱って、車の出し入れする時、
じゃまになったりすることがあります。
とはいえ。構造的には必要なので
柱なしにはできないんですよね。
その不便さを解消するために、
このタイプは柱を奥へ配置しています。
柱を気にせず、駐車できますし、
見た目もスッキリします。
駐車の時、柱が気になる方にオススメです。
二つ目はこちら。
屋根部分をご覧ください。
ギザギザで構成されていますよね。
このギザギザのおかげで、幅を大きく
取ることができるんですよね。
最近でこそ、3台分の間口を確保するって
カーポートでは難しかったのですが、
このギザギザだけは実現できたので、
よく採用されていましたね。
見た目で、このデザインが好き!
なんて方もいましたね。
他のメーカーにはない独自のデザインなので
お好みの方にはいいですよ。
三つ目はこちら。
基本的な形状は、通常のカーポートに
似ていますが、なんだかスッキリしてます。
何かというと。
屋根が透明ではなくて塞がっていることと、
そのおかげで、天井面を木目にできますし
下から骨組みが見えないので、スッキリ見えます。
これ。
発売当初は、かなり革新的だったので、
ものすごく人気の高いカーポートに
なりました。
ちなみに。
こちらは3台分もできますよ。
長くなってしまったので、この辺にしますが、
ほんと、いろんな種類があります。
いろいろ比較検討しながら。
選定してみてくださいね。