建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外構のお話し(カーポート①)㉘」
外構のお話し(カーポート①)㉘
2024/02/23 更新
昨日は、ガレージのいろんなつくり方
についてお話ししました。
建物の一体になったビルトンガレージ
ではなく、独立したタイプが中心。
ガレージ単体でおしゃれなタイプでも
いいのですが。。
予算に合わせて、いろいろ組み合わせる、
コスパのいい方法をいくつかご紹介しました。
今日は、囲われたガレージまでいらない。
屋根だけあればいいです。
そんな方向けのお話しとなります。
駐車場に屋根がほしい。
そんな時は、アルミとポリカでできた
カーポートを設置する人が多いですよね。
工事や金額が手ごろなのと、
それでもかなり、雨を凌げますから。
そのカーポート。
どれも似たような感じなのですが、
よく見てみると、違いがあります。
そのセレクトするためのポイントをお話し
していこうと思います。
一つ目のポイント。
屋根の仕様についてですね。
屋根って、透明の樹脂パネルでしょう?
って思われたかなと思います。
その半透明のパネル。
ポリカという素材が多いですね。
光を通してくれるし、ガラスみたいに
重たくなくて、割れにも強いですから。
いい素材ではあるのですが、
日当たりのいい場所に設置する予定なら、
少し割り高ですが「熱線吸収」「熱線反射」
がオススメです。
このパネルにするだけで、かなり
紫外線をカットしてくれるし、
夏の暑さが、結構違いますよ。
体感でわかるくらいなので、車への影響も
かなり軽減できますよね。
二つ目のポイントは、高さです。
カーポートは、大きく分けて、
標準タイプとハイルーフタイプがあります。
柱の長さが異なりますね。
セダンだから標準でいいかな。
そんな風に決めない方がよいかも。
将来、ワンボックスの車に代わるかも
しれませんし、ルーフボックスつけるかも。。
後で高さ上げれないので、高い方がいいです。
それと。
床面にきつめの勾配がついてると、
低い方に合わせてつくることが多いので、
柱が短くなってしまうこともあります。
三つ目はデザインですね。
ほんと、いろんなデザインがあるので、
迷ってしまうかもしれませんね。
シンプルでコスパ重視であれば、
さほどこだわらなくてもよいのですが。
よく見える場所だからこだわりたい!
ということであれば、比較検討してみて
ください。
明日、その一部をご紹介していきたいと
思います。