建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外構のお話し(ガレージ①)㉕」
外構のお話し(ガレージ①)㉕
2024/02/20 更新
昨日は、機能門柱について。
セレクトする際のポイントをお話ししました。
どんなこだわりがあるのか。
それによって、どれが最適なのかが、
変わってきます。
いろいろ比較しながら決めてくださいね。
そんなお話しでした。
今日は、外構の中でも大事な一つ。
駐車場周りについて、お話ししていきます。
みなさん。
突然ですけど、車をどれくらい愛してますか?
愛してるって(笑)
そこまでではないにしても、
愛車を、ものすごく大切にしている。
そんな人って、結構いると思いますよ。
仮住まいの賃貸物件に暮らしている方で、
その暮らしの不満を聞いてみると。。
一番、二番は結露と収納不足で、
それ以降で、意外にも上位ランクする項目は
駐車場だったりします。
駐車場台数のことも話題になりますが、
もう一つ。。
大事な車が野ざらしになることに
ストレス感じてる方っていたりします。
なんとなくですが、男性に多いかも。
なので。
ご要望をお聞きしたりすると、
「ビルトインガレージがほしい」
「最低でも、カーポートがほしい」
特に多いのは、前者ですね。
日差しだけでなく、雨風も完全に
シャットアウトできるからです。
家の一部がガレージになっていて、
駐車したら、そこから家へアクセスできると
とても便利ですよね。
しかも。
車のメンテナンスだって、天候に左右されず
できますから。
憧れる方。とても多いですね。
ただ。。
実際に実現される方は、全員ではありません。
割と少数派かも。。
理由はとてもシンプルなのですが、
建築コストが高くなるからです。
少し説明しておきます。
仮に、家と一体になったビルトインガレージを
想定してみましょう。
その駐車場を覆う壁って、家の外壁と同じ仕様です。
しいて言えば、断熱材が充填されていないくらい。
そして。その面積。
意外かもしれませんが、1台分として、
最小限な大きさにしても、10帖ほどの広さになります。
えぇ?そんなに大きいの?
って思われたかもしれません。
主寝室より大きいんですから。
つまり、その分の床壁天井、外壁に基礎、
屋根なんかも含めて、工事が必要なので、
割高に感じてしまうのも無理はありません。
そういう感覚もあって、
よほど強いこだわりでなければ、
予算調整の時にやめてしまうケースって
結構あったりします。
ビルトインガレージをやめた場合。
みなどうしているのか??
その辺は明日お話ししますね。