建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外構のお話し(ブロックのこと②)⑲」

外構のお話し(ブロックのこと②)⑲

2024/02/14 更新

昨日から、敷地の境界によく使われる、
コンクリートブロックのお話しをしています。

何気なく採用していますが、
いくつか気にするポイントがありますよ。

そんなお話しでした。

今日は、その続きとなります。

コンクリートブロックの塀ですが、
ブロック間に入れる鉄筋って、
すごく大事ですとお伝えしましたよね。

それと同じくらい大事なことがあります。

何かっていうと。。

それは。基礎なんです。

昨日もお話ししましたが、古いブロック塀を
解体したり、掘り返したりすると。。

「基礎がない」ことって、すごくよくあります。

基礎がないとどうなるの?
って思いますよね。

ブロック自体にも重さがあります。
その重さをブロック幅だけで支えることになるので、
地面に力がうまく伝わらず。沈んでいくことも。。

ブロックの下に、高さ相応の幅がある基礎があれば
ブロックの重さを分散して地面に伝えることが
できるようになるんですよね。

その基礎下を、砕石とかで締め固めれば、
さらに沈むことは少なくなります。

あまり意識してブロック塀を見たことない
かもしれませんが。。

傾いたりしている場合は、その可能性あります。
(全部がそれに起因しませんが)

ちなみに。
古いブロック塀だからでしょう?
って思われたかもしれませんが、私が経験したことを
一部お話ししておきますね。

土地を購入されたお客様がいました。
土地の売り側でブロックを積んでくれる
ということなので、お任せしました。

改めて、敷地の測量をしてもらったら。。
奥でブロックが傾いていることが分かります。

造成された方と不動産屋と現地立ち合いし、
やり直していただくことにします。

そのブロックの解体と新設の工事日程を聞いて、
現地確認にいったところ。。

基礎の幅が、ビックリするほど少なかったこと。
新しくする基礎幅も少ないと感じたので、
その場で幅を広げていただくよう依頼しました。
結果、傾きはなくなりました。

これって、実はすごい事ですよね。
おそらくですけど、その外構屋さんは、
普段は、この基礎幅でやってるってことなので。

別に減額したくてそうしてるのではなくて、
「標準的に」そうしているみたいです。
(私がお伝えしたら、そんなに幅いるの?って)

なんだか、怖い話になってしましたが。。

ブロックの基礎って、結構大事なので、
その辺含めて、設計士さんにチェックしてもらうと
いいかなと思います。

明日からはブロックの種類のお話しです。

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