外構のお話し（床の仕上げ１）②｜建築家・ナイトウタカシさんのブログ【建築家O-uccino（オウチーノ）】

昨日から、外構のお話ししています。

まずは、外観と外構の違いについて。

ご存じの方には当たり前かもしれませんが、
知らない方もいらっしゃるので、
違いをお話しさせてもらいました。

今日からは、外構について具体的に
いろいろとお話ししていきますね。

まず、最初は。

床面の仕上げについてお話ししていきます。

さて。
外構の床仕上げっていうと、
みなさん、どんな素材を思い出しますか？

というか。
意識してみていないと、気が付かないかも(笑)

例えば。
植栽のあるスペースであれば、土ですよね。
ある意味、一番シンプルです。

植栽のために、土を入れることもありますが、
特にこだわりもなくて、庭を土のままにする。
そんな方もいますね。

ちなみに。
私の自宅は、かなりな範囲が土になっています。
アチコチに植栽が植わってたりしますから。

土に触れることが好きな方であれば、
自然な雰囲気含めて、とても好まれます。

ただ。
そういうことに興味のない人の場合、
ほぼ皆さん夏場の雑草に悩まされます。



10年ほど前に家づくりされたお客様。
南側に大きな庭になるスペースがありました。

お二人のお子様が、その庭先で走り回ったり、
一緒にスポーツしたりしたい！
ということで、敢えて何もせず。

転んだりしたときに、ケガするのも嫌だから。
そんなこともおっしゃっていました。

確かに。
石とかがなければ、転んでも堅くないので、
ケガにはつながりにくいですよね。

実際、半年点検でおじゃました時には、
お子様が鬼ごっごしたり、サッカーしたり
していました。

その楽しんでる姿を見ると嬉しいです。
っておっしゃっていたのが印象的でした。

ただ。３年目だったと思うのですが。。

「ここまで頑張ってきましたが。。」
「？？」
「夏場の草取りが大変すぎて。」
「人工芝を検討したいです」

大きな庭で、日当たりも抜群という好条件。
しかも、周辺環境は、田んぼが近くて、
雑草の種はたっぷり飛んでくるんでしょう。

東から草刈りして、西に進んでいくと、
西を取り終えたころに、東に生え始めたり。。

子供が遊ぶ場所なので、除草剤は嫌だし。
草刈り機では、また生えてくるし。
さすがに、根気が続かなかったそうです。

こういった経験もあったので、
家づくりの打ち合わせの際に、
土にしたい！という方の場合は、
しっかりお伝えしています。

そうそう。
予算の関係で外構を将来工事する場合は、
十分に気を付けてくださいね。


長くなったので、続きは明日へ。