建築家・ナイトウタカシさんのブログ「空気の入れ替えのお話し③」
空気の入れ替えのお話し③
2023/12/21 更新
昨日は、空気の入れ替えについて、
トイレや浴室の排気と部屋にある穴から自然と給気する。
そんな形をご紹介しましたよね。
へぇー。そんな風に換気するんだね。
くらいに思っていると思います。
でも。。
よく考えてみると、少し違うことが起こってたりします。
冬場、部屋にあいた穴から、外気が入ってきますよね。
単純に冷たい空気なわけですので。。
そもそも、部屋が暖かくなかったりすると、
その穴ってふさぎたくなりません??
穴といっても、手動で蓋を閉じることはできるので、
寒さ対策で閉じてしまう方が多かったりします。。
もし、気密のよくない家であれば、
その穴ではなく、その他の隙間から隙間風として
室内に入ってきます!?
意図しないところから入ってくるので、冷気が入ってくるので、
逆に底冷えしたりするかもしれませんね。
もし、気密がよかったりすると。。
室内に空気が引っ張られるので、例えば。。
玄関ドアや室内ドアが開けにくくなったりします。
というか。
空気の入れ替えができていないので、
どこかで窓を開けたりした方がよいかもしれませんね。
ちなみに。
穴を閉じて、トイレや浴室の換気扇を消せば、
ドアが開けにくくなったりすることはないのですが、
家の中の空気は、よどんだ感じかも。。。
少し話を戻すのですが。
法律で定めている空気の入れ替え量は、
窓開けるほどの大容量ではないので。
穴から入ってくる冷気くらいでは、
底冷えしてしまうほどにはならないです。
なにかって。
しっかり断熱と気密がされていれば、
冷暖房の効きがよくて、ベースが暖かいので、
多少空気が入れ替わっても
気にならないほどかなと思いますよ。
それと。
各部屋に設置された穴には、
花粉等を除去するためのフィルターがあります。
空気の入れ替えが少ないとはいいつつも、
基本はずっとですので、フィルターって汚れます。
なので。
定期的に、フィルターの掃除した方がよいですね。
フィルターが詰まってると、空気がしっかり入ってきませんから。
とはいえ。
各部屋についているとなると。
結構な個所数を掃除することになるので、
それが手間だという方が多いのも事実ですね。
ということで。
これまでご紹介した内容とは別の形で
空気の入れ替えをする方法があります。
それを明日お話ししていきますね。