建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外壁って何がいいの?②」
外壁って何がいいの?②
2023/10/06 更新
昨日から、外壁のお話しがスタートしています。
外壁ということなので、まず大事なこととして、
素材の耐久性だったり、手入れの方法や頻度
というお話しをしました。
これって、すごく大事だと思いますので、
家づくりする中で、パートナーにしっかり確認してくださいね。
ということで。
今日はその続きです。
外壁選びでもう一つ大事なポイント。
それは、汚れ対策です。
外壁って、雨風にさらされることもあって、
空気中に浮遊しているホコリなんかが
外壁に付着することって、当たり前とあります。
もし、外壁の表面に、常に水が流れている(笑)
のであれば、付着したホコリは、流れ去っていきますよね。
もちろん、そんな仕掛けって、ありませんよね。
ということは。
その付着したホコリが、できるだけ流れやすくしたいですよね。
その対策には、いくつか方法があります。
一つは、表面に凹凸が少ないことです。
なんとなくイメージできますよね。
横方向に、凹凸がある場合を想像してみてください。
凸部に上に埃がたまりますよね。
せめて、斜めになっていれば、雨で流れそうですが、
もし、まっすぐなら、なかなか厳しい。。
例えばですけど。
細いリブ(帯)になった外壁材として、
ガルバニウム鋼板という素材があります。
とても人気のある外壁材の一つで、
縦に細いリブになっていることが多いんですよね。
でも。
それじゃあ見た目にユニークさがない。
ということで、縦ではなくて、横に使ったとしたら。。
あれ?
先ほど、私がお話ししましたよね?
横に凹凸あると、埃がたまりやすいって。
まさしく、そのままですね。
だからといって、横に使ってはいけないという意味ではないんです。
もし、横に使うのであれば、そういうことが考えれますよ。
そういう説明があって、それを理解して採用できると安心です。
そうそう。
その話をすると、こんなことが話題になります。
汚れ防止の塗装がしてあるから。
光触媒の塗装がしてあるから。
それが、汚れ対策の方法の二つ目なんですが。。
その塗装があるのとないのとで、汚れに差はありますが、
全てに効果があるわけではありませんから。
なので。
どうしても凹凸のある外壁がいい。
ということであれば、自分で手の届く範囲に採用する
というのも一つの方法ですよね。
手が届けば、大掃除の時に、水で洗ったり、
中性洗剤でゴシゴシしたりできますから。
長くなりましたが。
汚れ対策も、外壁選びの大事なポイントになります。
そんなお話しでした。
明日へ続きます。