建築家・ナイトウタカシさんのブログ「タイルのお話し⑧(モザイクタイル)」
タイルのお話し⑧(モザイクタイル)
2023/08/30 更新
昨日は、モザイクタイルの中に、
いろんな大きさがあって、それぞれで見え方違います。
スケール感に合わせて採用してくださいね。
そんなお話しでした。
今日も、モザイクタイルのお話しなんですが、
昨日とは違った切り口になります。
どんなモザイクタイルなんでしょうか。
さて。さて。
これまでご紹介してきたモザイクタイルって。
大きさは違えど、共通していることありますよね。
いろいろあるのですが、今日のポイントはツヤ。
タイルの表面は、釉薬が塗ってあるので、
ツヤのある仕上がりになっています。
水回りに使うタイルっていうと、昔からそういうイメージかも。
確かに、昭和や大正を思わせるタイルって、ツヤがありますね。
なので。
ツヤがあるのって、ある意味王道なんだと思います。
でも。こちらご覧ください。
少しわかりにくいんですけど。。
こちらのモザイクタイルって、ツヤがないんです!
そう。
マットな仕上がりなんですよね。
モザイクタイルでなければ、マットな質感もありますが、
意外にも、モザイクタイルでは少数派。
なんとなくなイメージなのですが。
細かなレンガを想像してもらうと、近いかもしれませんね。
撥水はしないこともあるので、水回りに使う時は
ご注意くださいね。
でも。見た目だけでいえば。
かなり個性的な感じしますので、一度実物みてくださいね。
次は、こちら。
なんだ普通にモザイクタイルじゃないか。
画像だけみると、そう見えてしまいますよね。
実は。
こちらは、素材がタイルではなくて。。
大理石なんですよね!
焼き物ではなくて、大理石を刻んでいるんです。
天然石が素材ということもあって、
モザイク状に色をミックスした感じにはなりませんが、
天然石ならではの上品な質感があるんですよね。
タイルでは出せない、独特に風合いがあるので、
モザイクタイルなんだけど、高級感があるといいな。
そんなときには、候補になるのではと思います。
それともう一つ。こちらです。
タイルを見てると、吸い込まれそうになりませんか?(笑)
ちょっと画像ではわかりにくいかもしれませんが、
タイル自体に奥行があるのって、わかりますかね。
実は、こちらは、ガラス素材なんです。
なので、透け感があって、深みがあったりします。
タイルの厚みって、1cmもないので、
そんなに深さはないんですけどね。
陶器や天然石にはない魅力的な空気感をつくってくれます。
以上のように。
素材の違いで、全然雰囲気の違うモザイクタイルになります。
ショールームで、実物御覧になって、比較検討しながら、
一番のお気に入りを採用してみてはいかがでしょうか。