建築家・ナイトウタカシさんのブログ「床の仕上げは何がいい?⑫(水回りの床は)」
床の仕上げは何がいい?⑫(水回りの床は)
2023/06/20 更新
昨日から、水回りの床仕上げについて
お話ししています。
水回りなのに、フローリングがいい。
そんな方がどうする方法があるのか。
それをお伝えしました。
今日は、それ以外の床仕上げについて
お話ししていきますね。
水回りの床に採用する素材。
もしかしたら、一番に思い浮かぶのは、
こちらではないでしょうか。
クッションフロアって言われてますね。
ビニル床シートですね。
賃貸マンション等であれば、水回りだけでなく、
LDKなんかにも張られているかも。
ふわふわした感じのビニル床材。
ビニル素材なので、水にはとても強いですね。
名前の通り、クッションみたいな柔らかさなので、
足触りが優しいのが特徴です。
ただし。
柔らかい素材なので、何か重たいものを
長時間載せていると、床との接点部が
へこんでしまいます。
ずっと同じ場所であればいいのですが。。
そうでもないと、気になるかもしれませんね。
そうそう。
クッションフロアは、色柄がとても豊富です。
木目柄はもちろん、石目やタイル柄まで、
いろいろあります。
シート張りのフローリングでお話ししましたが、
最近のプリント技術がすごいので、
パッと見ただけでは、見分けがつかないかも。
ただ、体感するとふわふわなので、
見分けできますけどね。
ちなみに。水回りということで。
トイレや洗面脱衣は、もちろんですけど、
キッチンの床周りにもよく採用されますね。
ただ。
キッチンに採用するときの注意点。
もし、リビングダイニングがフローリングとして、
キッチンにも木目柄のクッションフロアを採用する。
それは、一つの方法で、統一感出るかも。
と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
全く同じ色や木目にならないので、
微妙に違うものが隣り合わせとなってしまい、
クッションフロアがいかにもな感じに見えることも。
なので。
色目や柄は、全く違う感じにする方がよいかもしれませんね。
セレクトの際、参考にしてくださいね。
明日は、もう一つのビニル素材のお話しです。