建築家・ナイトウタカシさんのブログ「照明計画ってどうしたらいい?⑱」
照明計画ってどうしたらいい?⑱
2023/06/04 更新
ついに。
照明のお話しで、18話になりました。
長くなりましたね。
今日からは、いよいよ屋外の照明について。
屋外も??
と思われたかもしれませんね。
いやいや。
屋外だからこそ、意図してしっかり選んでおきたいです。
道路から家まで、真っ暗!なんて、もったいない。
しっかり演出して、家へとスムーズにアクセスしましょう。
まず、最初に考えたいところ。
それは。玄関周りです。
道路から玄関までの距離はさておき。
玄関周りには、明るさが欲しいですよね。
ここが玄関です!ということもそうですが、
落ち着いて、家へ入っていきたいですから。
ただ。
読書するわけではないので(笑)
ほどほどの明るさでOKですよね。
玄関周りの光で思いつくのって。
こんな感じではないでしょうか。
玄関ドアの脇の壁に、ブラケット照明がある形。
正面側にも光を放つようなデザインであれば、
玄関ドアだけでなく、玄関ポーチまで
光が行き届きますよね。
ちなみに。
ブラケット照明を設置するのであれば、
玄関ドアのハンドル側が多いです。
最近でこそ、タッチキー等が多くなりましたが、
手動の鍵であれば、鍵穴が見えないといけません。
それと。
反対側の壁にあると、ドアを開けたときに、
影になってしまうので、基本的にハンドル側ですね。
ブラケットライトは、一枚目のようなシンプルなものから
ステンドグラスを使ったもの、曲線を描いたもの、
ランタンのようなデザインのものなどなど、
いろんなデザインがあるので、お気に入りを探してみるのも
楽しいですよ。
例えば、こちら。
かなりスッキリとしたデザインです。
正面からの見た目もそうですが、壁からの出っ張りが少ない。
壁からの出っ張りが少ないと、昼間の時間帯でも
器具が主張しすぎず、控えめ。
照明器具って、夜の顔も大事なのですが、
昼の顔も意識しながら、セレクトするのがオススメです。
そうそう。
もし、器具が見えてしまうのが好きでない。
ということでしたら、ダウンライトがいいですよ。
こんな風に、じゃまになりませんし、
上からの光なので、ポーチ周りをバランスよく
明るくしてくれますから。
おっと。ついつい長くなってしまいました。
明日に続きます!