建築家・ナイトウタカシさんのブログ「家の中の建具について⑧」
家の中の建具について⑧
2023/05/12 更新
昨日は、戸を決めていくために、どうしたらいいのか。
まずは、主要メーカーの既製品でどうか?
というお話しでしたよね。
既製品とはいえ、かなりクオリティ高いですし、
サイズのオーダーはできますので、有力候補になります。
いやいや。
もっと、個性的にしていきたい!
そんな方のために、他の選択肢をお話ししておきます。
ずは、こちら。
神谷コーポレーションというメーカーの戸の一つ。
そこって、主要メーカーじゃないの?
と思われたかもしれませんね。
昨日お話ししたメーカーって、戸だけでなくて、
床や巾木、壁材といったインテリアに使う素材を扱ってます。
さらに、キッチンとか洗面なんかもあったりするメーカーも。
それに比べると。
神谷コーポレーションは、戸を専門に扱うメーカーで、
そこに特化しています。
なので。
戸といっても、デザインだけでなくて、
表面の仕上げにヴァリエーションがあったり、
センサー付きの自動ドアがあったり、
ガラス戸があったりして、専門メーカーらしい感じです。
例えば。
表面の仕上げは、主要メーカー同様、シートはもちろんですが、
他にも、本物を薄くスライスして、表面に張ったものもあります。
革張りなんかもあったりしますから。
相当ユニークです。
もう一つの特徴は、ドアの枠がないこと。
一般的には、三方向に枠がまわっています。
その枠をなくしてしまっています。
なぜかというと。。
見た目をスッキリするためです。
実際、神谷コーポレーションの戸は、
枠がないので、スッキリ見えます。
厳密には、なくしてしまってるのではなく、
隠してしまっているんですけどね。
なので。
ミニマルデザインとか、モダンデザインとか、
スッキリ見せたい時には、いいセレクトだと思います。
それと。
天井までの高さの戸を昔から取り扱ってるのは、
こちらのメーカーなんです。
実は。戸を大きくすると。。
反りが出たりしやすくなるのですが、
ずっと取り扱ってきたメーカーだからこそ、
しっかりとノウハウが詰め込まれているので、
アフター含めても安心して採用できます。
とてもよいのですが、値段は少し割高。
しっかり比較検討しながら、決めていけるといいですね。
おっと。
ついつい長くなったので、続きは明日へ。