建築家・ナイトウタカシさんのブログ「洗面台のお話し⑧(機能も兼ね備えた)」
洗面台のお話し⑧(機能も兼ね備えた)
2023/03/18 更新
昨日ご紹介した、男前な洗面台。
いかがでしたか?
男前といいながらも、木目があったりして、
ホテルライクという感じでもないので、
親しみやすい感じだったかなと思います。
ちょっとした色の違いで、印象違うんですよ
ってお話しでした。
今日は、木製の造作洗面で、
もう一つご紹介しておきたいタイプとなります。
こちらです。
天板とハコは、昨日と同じく、タモという樹種の集成材。
タモって、全体の色は、あまり濃淡がないんですけど、
木目の表情が豊かなのが特徴です。
それと。
野球のバットに使う素材で、かなり固いです。
天板に使ったりするのであれば、固い方がよいかも。
何か物を落とした時に、くぼんだりしない方がよいですよね。
もちろん、それを味!と思える方はOKですが。
それはさておき。
ご紹介しておきたいポイントの一つは、洗面ボウル。
見た目はさほど感じないかもしれないのですが、
実は、かなり深いんですよね。
以前、お伝えしたんですけど、洗面ボウルって、
基本的に浅いんですよね。
いろいろ探しまくって、一番深かったのがこちらでした。
サンワカンパニーにあったのですが。。
最近(2023年現在)では、「フッカ」というシリーズが
似たような考え方で製作されています。
ただし。
深さでなく、縦横は、病院流しに軍配あがりますからね。
話は戻りますが。
こちらの場合、ボウルの中で水栓が立ちあがるため、
仮に水滴がたまっても、掃除しやすいのが特徴。
機能性をしっかりと兼ね備えていて、見た目も
曲線的で美しいなって思いますね。
そうそう。奥のシルバーの蓋は。。
ダストボックスの蓋なんですよね。
そこからゴミを捨てると、下にたまります。
それを引き出しから取り出す感じです。
そうそう。
ハコの下に。棚板があって、そこをうまく使って、
タオルなんかを収納していますよね。
洗剤のストックとかは、写真に写っていませんが、
洗面近くの収納にしっかりとしまわれています。
なので、三面鏡をやめて、一面鏡にしています。
最後に。
壁面に使ったタイルが、男前でかっこいい感じ。
黒をベースにして、部分的に、シルバーが混ざっています。
名古屋モザイクのタイルでしたよ。
ということで。
木を使った造作の洗面をご紹介しました。
みなさんのお好みはいかがでしょうか?
明日は、木ではない洗面台をご紹介していきます。
お楽しみに。