建築家・ナイトウタカシさんのブログ「洗面台のお話し③(造作みたいな)」
洗面台のお話し③(造作みたいな)
2023/03/13 更新
機能的でおしゃれな洗面台。
昨日、その一部をご紹介しました。
みなさん気になってるせいか、反響多かったですね。
見た目も大事にしたいけど。。
掃除のしやすさも大事にしたい。
そんな方が多いからでしょうか。
今日は、その続き。
昨日とは、少し違う形で、その間をとった事例です。
最初はこちら。
LIXILの洗面台でしょう?
はい。
そうですよ。
側面の収納が使いやすそうですね。
はい。
下部は引き出しじゃなくて、開きなんですね。
はい。
あれ?扉の色合いが、側面の収納に似てますね。
はい。
さらによく見てみると。。
天板が、側面と同じ素材でできてますね。
はい。
全て、無垢の集成材を使ってます。
木のカウンターの上に、洗面台がありますね。
造作のカウンターじゃないですよね?
そうなんです。
ベースになっている洗面台は、LIXILの既製品。
でも、その周りや表面材を別の素材にしているんです。
もし、見た目が、造作の洗面台に見えたのであれば、
大成功ですね。
実際に使うボウルや水栓は、既製品のままですので、
掃除のしやすさは抜群ですから。
ただし。
こんな加工をすると、メーカー保証はなくなりますので、
そこは、ご理解くださいね。
次は、こちら。
木のカウンターに、洗面台があって。
左側は、椅子に座って使えますね。
はい。
化粧スペースとして、奥様に使っていただけます。
カウンターと鏡の間には、青色ベースのモザイクタイルですか?
はい。その通りです。
お客様のお気に入りなんですよ。
三面鏡でなくて、一面鏡なんですね。
はい。
サブの洗面台なので、そこまで収納必要なかったので。
ナチュラルな雰囲気の洗面台ですよね。
でも。
ボウルと水栓部分をご覧になって気が付きましたよね。
そうなんです。
こちらも、先ほどと同じ、LIXILの既製品を使って、
造作したカウンターや面材等を組み合わせて、
造作洗面台みたいに見せているんです。
先ほどに比べると、カウンターの大きさとか、
モザイクタイルを使うことで、かなり造作に近くなってます。
でも。
掃除はしやすいんですよ。
こんな風に、コスパのよく、清掃しやすい既製品を
うまく取り入れて、おしゃれに見せる。
そんなこともできたりしますから。
参考にしていただけたらと思います。
いろいろ考えてみてはいかがでしょうか?
続きは、明日にしましょう。