建築家・ナイトウタカシさんのブログ「洗面台のお話し①(機能的な洗面台)」
洗面台のお話し①(機能的な洗面台)
2023/03/11 更新
昨日までは、洗面と脱衣のスペースのお話しでした。
今日からは。
いよいよ、洗面本体のお話しとなります。
洗面台。
みなさんはどんなイメージをお持ちですか?
賃貸物件にお住まいの方ですと、
こんな洗面台の方がいるかもしれませんね。
洗面ボウルが、陶器製で、すごく頑丈。
両開きのドア下には、いろいろ収納できます。
鏡の両脇には、棚があって、いろいろとモノが置けますね。
照明は、直接顔に当たるので、顔がよく見えます。
水栓がシャワーになってるので、朝頭洗えます。
必要最小限ですが、洗面台として機能しますよね。
見た目は。。好みありますが、あまり好きな方はいないかも。
別に。
嫌味で書いてるわけではありませんよ。
実際、機能的には満たしてます。
昔からある、洗面化粧台の代表格ではないでしょうか。
とてもコスパがいいはずなので、賃貸物件では、
現状回復しても、まだまだ採用されるタイプかもしれませんね。
ただし。
注文住宅では、さすがに、このタイプを選ぶ方はいないですかね。
見た目?
と思われた方かもしれませんが、
以外にも、機能的な側面も結構多いかもしれません。
洗面台と聞いて、よく出る話題って、なんだと思いますか?
おしゃれ?
もちろん、それも大事な要素ではありますよ。
それと同じくらい出てくることって。
掃除なんですよね。
水をジャバジャバと使う場所なので、
汚れが付きやすいので、ササっと掃除できることが大事
という奥様は多いです。
一枚目の洗面化粧台は、掃除という側面で、
かなりマイナス評価になりますね。
こちらの既製品洗面台と比較していくとわかります。
(大きさは別の話なので、そこは比較しません)
一番気になるところは、水栓周り。
こちらの水栓って、壁から出てますよね。
一枚目は、天板面から出ています。
その場合、水栓の付け根に水や汚れがたまってしまい、
そこって、歯ブラシとか使わないときれいにならないかも。。。
壁から出ていれば、根元についた汚れや水滴は、
下へと流れ落ちていくので、付着しにくい。
この根元問題がクリアするだけでも、だいぶ違いますよね。
それと。もう一つは、三面鏡になってること。
三面鏡の裏が収納になっているので、たくさん収納できるし、
一枚目みたいにオープンでないので、埃もたまりにくいですから。
もう一つは。
引き出し収納ですね。
開き戸の場合って、どうしても奥にいったものが取り出しにくくて、
有効利用がしにくかったりします。
引き出しであれば、奥までしっかり使えて、取り出しやすい。
ということで。
かなり、使いやすくなっているんです。
おしゃれさには欠けるかもしれませんが、
清掃性を重視する方には、これ以上の洗面台はないかも。
ということで。
洗面台に、何を求めるのか。
考えてみるといいですね。
ということで。続きは明日。