建築家・ナイトウタカシさんのブログ「トイレのお話し⑥(手洗いのこと2)」

トイレのお話し⑥(手洗いのこと2)

2023/03/06 更新

昨日は、トイレの手洗いについてのお話し。



畳一枚分の広さのトイレの場合、どんな手洗いができそうか。

そんなお話しでした。



畳一枚分だと、大きな手洗いにすることができず、

しっかりと手洗いすることが難しい感じでした。



では。

少し広めのトイレであれば、どうなんでしょう。



まずは、こちら。



こちらのトイレ。何度か画像が登場していますね。



主要メーカーの一つで、パナソニックの手洗いです。

(カウンター側面にチラッと書いてますね。)



カウンターと下台というシンプルな組み合わせ。

ただ。

よく御覧いただくと、手洗いのボウルが大き目。

それもそのはずで、奥行が、明らかに大きいです。



それと、ボウルとカウンターが一体成型されていて、

継ぎ目がないので、ササっと掃除できて便利でしょうね。



見た目、背景となるインパクトのある壁紙をじゃましない

という意味では、シンプルな手洗いがいい組み合わせです。





もう少し、家具っぽく見せたい。

そんな場合には、こちらはいかがでしょうか?



ウォルナット柄のシックな色合いの手洗台。



カウンターが奥まで続いていくのは同じですが、

その下に、収納があったりして、家具感が出てますね。



そして。

そのカウンターの上に、大き目の手洗。

造作の家具のような雰囲気がありますよね。



それと。

この広さあれば、子供でもしっかり洗えそうです。



こちらの手洗い。

造作ではなくて、こちらもパナソニックの既製品。

製作家具みたいで、なかなか見栄えしますね。



色合いによっても、かなり見え方が違いませんか?

一枚目と二枚目。

二枚目の方が、なんだか高級感あるように感じます。

みなさんは、どう感じますか?



いやいや。もっと、しっかりこだわりたい。

そんな方には、造作家具で製作も方法ですよね。





カウンターは、ウォルナットの一枚板。



手洗いは、手作りの陶磁器で、下台のハコは、

造作家具として作ってあります。



一枚板を、トイレのカウンターに使うって、

なかなか粋ですよね。



というか。

もったいなく感じて、リビングなんかで使うケースが多いかも。



ただ。

どこにこだわるのかは、個々人でまったく自由ですので、

こんな組み合わせがあってもいいですよね。





そうそう。

話は少し戻るのですが、畳一枚より大きなトイレであれば、

今日ご紹介したような手洗いにすることはできます。



ただ。

他のスペースとのバランスで広さがきまるので、

その辺は、設計士さんとコミュニケートしながら、

決めていただければと思います。





今日はこの辺で。

明日は、トイレの照明器具ついてのお話しです。

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