建築家・ナイトウタカシさんのブログ「階段ってどうする?②(リビング階段?)」

階段ってどうする?②(リビング階段?)

2023/02/14 更新

階段のデザインを愉しみにしている方々。

もう少しお待ちください(笑)



「リビング階段」というご要望に対して、

ただ、リビングあればいいということでもないことを

お話ししました。



そのつながりで、もう少しお話しさせてください。



まずは、こちら。



昨日の階段をあがった先ですね。



階段がリビングにあるとして、

その階段が2階のどこに接続しているのか。



もちろん。

部屋に直結ということではないですよ(笑)



おそらくは、ホールか廊下かなと思いますが、

その廊下から、どんな「動線」にしたいのか。



たとえば。

1階に洗濯機があるとして、物干し場が2階にある場合。

階段からのぼった先は、物干し場が近いと便利ですよね。



長い廊下を経由したり、廊下から部屋に入ってからアクセスしたり。

もしそうだとすると、毎日の洗濯が大変かも。



そのほかでも。

階段のぼった先の部屋が、主寝室だとして、

その奥に、子供部屋があるとします。



休みの日に、朝から子供が慌ただしくしたりすると。。

ゆっくりしたいのに、できないかもしれませんね。



そんな時には、子供部屋が近い方がよいかもしれません。



階段でどことどこをつなぎたいのかは、

生活スタイルによって、違ってくるということ。



リビング階段だったらいい。

そんな話でもないんですよね。





それと、少し話を変えます。



「リビング階段」について。

その名の通り、リビングにある階段なのですが。。



いやいや。

冷静に考えてみると、リビングでない方がよいかもしれませんよ。



たとえば。

奥様が、日々子供の気配を感じたいとします。



キッチンから離れたリビングの端に階段がある場合、

キッチンにいる奥様って、お子様の表情を見れそうですか?



視力よければいいのですが(笑)



もっと、近くで、お子様の気配を感じたいのであれば、

リビング階段ならぬ、ダイニング階段であったり、

キッチン階段の方がいいのではないでしょうか。



しっかり会話できそうですよね。



でも。。

食事するスペースに階段があると、なんだか落ち着かいないとか

埃が舞うような気がするので、好きじゃない。

そんな方もいたりしますから。



あれれ?

これまた、何を優先するかで、最善は違ってきますよね。



階段一つとっても、デザインする前に、

いろいろと考えていく必要があるんだと思います。





長くなってしまったので、今日はこの辺で。

明日に続きます。

注目の建築家

ARCHITECT’S BLOG

建築家ブログ最新記事:RSS

50歳を過ぎた頃から暮らし…

ナイトウタカシ

2024.10.30
子供が独立して夫婦で暮らす。 そ...

建築家:ナイトウタカシ

50歳を過ぎた頃から暮らし…

ナイトウタカシ

2024.10.29
子供が独立して夫婦で暮らす。 そ...

建築家:ナイトウタカシ

50歳を過ぎた頃から暮らし…

ナイトウタカシ

2024.10.28
子供が独立して夫婦で暮らす。 そ...

建築家:ナイトウタカシ

50歳を過ぎた頃から暮らし…

ナイトウタカシ

2024.10.27
昨日から、最近問い合わせが増えてい...

建築家:ナイトウタカシ

50歳を過ぎた頃から暮らし…

ナイトウタカシ

2024.10.26
昨日までは、特別な暮らし方をする場...

建築家:ナイトウタカシ

建築家ブログ記事一覧へ

ISSUE

how to use

建築家オウチーノの使い方

FAQ -よくある質問と答え-

専用フォームで24時間お問い合わせ受け付けます

一般の方、建築家の方、不動産会社の方専用フォーム

TRUSTe

このページの先頭へ