建築家・ナイトウタカシさんのブログ「キッチン背面の収納について(続き)」
キッチン背面の収納について(続き)
2023/01/23 更新
さて。
昨日、キッチン背面収納の話でしたよね。
今日は、その続きです。
キッチン背面の収納のカウンター上に、各種家電を置く。
すごく機能的ですよね。
ただ、家電が煩雑に並んでいる姿が、好みでない方もいるはず。
見た目を重視する上で、一番わかりやすいのは、こちら。
かなりゴージャスなセットですね(笑)
キッチンの背面に並んでいる、ブラックの塊。
メーカーの規格にある、背面収納の家具です。
よく御覧いただくと、レンジが収納に組み込まれてます。
さらに。
左側をご覧いただくと、腰高さにドアがついてますよね。
そこは、炊飯器とかケトル等、蒸気を出す家電を収納しておく場所。
蒸気が出てくる場合は、家具の中でこもってしまうといけないので、
オープンにするか、こちらみたいに、蒸気を輩出する器具をつけるかに。
いくつかある主要メーカーでも、最上位グレードであれば、
こんな感じで、しっかりと隠せてしまう仕掛けがあったりします。
使う時だけ開閉すればいいので、スッキリしたキッチンを演出できます。
扉を開けるというワンアクションはいいとして、
採用が少ないのは、価格の側面が大きいです。
下手すると、キッチン本体と同じくらいする場合も。。。。
それだったら、キッチン本体を充実させたい!と思うかもしれませんね。
さて。どうしようか。
そんな時に登場するのがこちら。
キッチン背面を見てください。
半透明の引き戸があって、その内部に可動棚があります。
引き戸を閉めてしまえば、中が見えなくなるので、
スッキリ見せることができますよね。
急な来客なんかの時には、引き戸を閉めればよし。
普段は、オープンにしておいて、家電を使うことができます。
引き戸なので、一部に戸は残ってしまいますが、
内部の棚のレイアウトをしっかり考えておけば、
すごく使いやすいかもしれません。
このカタチであれば、主要メーカーで用意する収納に比べて、
コスパ高く用意できますし、収納の自由度も高いですから。
ただ。
内部の収納を引き出しにしたり、細かな細工をしていくと、
金額が上がっていくので、注意が必要です。
もし、引き出しなんかが必要であれば、
先日ご紹介した通り、この内部に、家具を置いてしまうと
合理的かもしれません。
どんな使い方がいいのか。
どんな見せ方をしたいのか。
要望をしっかり見極めて、収納方法を選定しましょう。
長くなったので、今日はこの辺で。