建築家・ナイトウタカシさんのブログ「ムラのある塗り壁って。」
ムラのある塗り壁って。
2022/11/09 更新
ブルーグレーのインテリアの中にあるムラのある壁。
なんともいいですよね。
なんとなく、右と左の壁の色が違って見えてますが
光の加減なんですよ。
不思議ですよね。
ここ数年、ムラ感のある仕上げは、人気あります。
いろんな塗り壁材が出ていることからもわかります。
でも。
実は、以前は、そうでもありませんでした。
ずいぶん前に、、こういったムラのある仕上げを
採用したことがあるのですが、その時のリアクションは。。
「最終的には、どんな仕上げになるんですか?タイルですか?」
それもそのはず。
見方次第では、下塗りみたいですもんね。
実際、こちらの家では、壁に漆喰を塗っている箇所があるのですが、
その下塗りは、かなりムラのある感じで仕上がってました。
上塗りせず、そのままの方がかっこいい??
なんて思わせるほど、いい感じでした。
ムラをみて、かっこいい!と、たくさんの人が思って、
採用するってことは、それが時代の感性なんでしょうね。
そういった感性もしっかりキャッチしながら、
表現の幅を広く保って、お客様の想いをカタチにしていきたいと
思います。
すごく、いい天気ですよね。
こちら。
とある家づくりの敷地なんですよね。
周辺状況を含めて、体感したくて、行ってきました。
いつも思うことなのですが、
やはり、現地に行くと、いろいろ気が付くことがあるもんです。
なるほど。そう来たか。
なんて思ったりしながら(笑)
一通り視察した後は、その足で、役所へ。
敷地の法規制を確認してきました。
いつもとは違う、大事な内容が二つあったので、
その辺は、重点的に確認・協議してきました。
しっかりと内容を把握できたので、
やはり実際に行ってみてよかったです。
デジタル化してきて、ネットで調べれそうなことなのですが、
アナログな行動でこそ、わかることも結構あるので、
その辺も大切にしていきたいなと思います。
昨日、とあるお客様と、日当たりについてお話しました。
その際に、こちらの画像をお見せしています。
こちらは、先日引き渡しが完了した、とある家。
西側道路で、東西長手の敷地になります。
ビックリするほど、間口が広ければ、何も気にせず
家を計画できそうですが。。
しっかり意図して計画しないと、冬場に日陰になってしまいます。
そこで。この写真。
太陽高度がさほど高くないこの時期で、
しっかり光が行き届いていますよね。
夏場は別として、冬場は特に、日差しほしいですからね。
「なんとなく」南側に空地を設けて。。。
いやいや。
しっかりと検討した上で、空地を確保しましょう。
というか。
設計担当者に、強く要望して、検討してもらってくださいね。