建築家・ナイトウタカシさんのブログ「アンティークの建具を取り入れるためには?」
アンティークの建具を取り入れるためには?
2022/11/02 更新
真壁の和室に取り付けた建具は。。
アンティークの無双板戸なんです。
お客様が、いろいろと検討されて購入されたもので、
昨日、現場へ搬入されたところで、取付ホヤホヤです(笑)
無双板戸って、聞きなれないかもしれませんね。
板戸は、文字の通り、木の板でできた戸のことです。
何も細工のないフラットな戸になります。
そして、無双とは、無双窓のことを言ってます。
(こちらより借用:無双窓/夢想窓(むそうまど)の意味 - goo国語辞書)
同じ幅の板を並べて取付、前後をスライドさせると、
スリットが開いたり、しまったりする窓のこと。
なので。
無双板戸というと、板戸の中に、無双窓があるタイプという意味で、
一枚目の画像は、そのタイプですよね。
無双窓が、いいアクセントにもなりますし、
開閉させることで、風通しを確保したり止めたりできます。
そうそう。
話は戻りますが、すごくいい味出していました。
アンティークならではなんだと思います。
こういったアンティークの建具ですが、
そのままのサイズで取り入れるというのも一つです。
というか。
アンティーク建具を購入してくるだけであれば、そうなりますよね。
ただし、その場合、高さがかなり低くなります。
昔の建具寸法ですので、おそらく私の頭がギリギリ当たります。
こちらの家では、購入先のアンティーク屋さんで、
寸法に合わせて、不足分を継ぎ足したりして、
家に合わせて建具を加工してくれました。
(調整する高さや幅には限界があるようですが。。)
その加工がどうかな?と思っていましたが、
実物見たら、加工したことがわからないほどの仕上がりでした。
寸法も指定通りで、枠にドンピシャだったので、よかったです。
こんな風に、アンティークの建具や家具を
インテリアに取り入れるって、素敵だなって思いますよね。
全然関係ないのですが。
昨日、こちらの現場では、建築確認の完了検査でした。
もちろん。問題なしで合格でしたよ。
これから、引き渡しに向けて、最終仕上げと外構工事が
進んでいきます。
仕上がり楽しみですね。
夕方から、とある工務店の方と初面談に行ってきました。
まずは、雑談からスタート。
営業の方が、お話上手で、流れるように話が進んでいきました。
どんな工務店で、どんなお仕事をしていて、
どれくらいの規模なのか、何が得意で、何ができるのか。
その辺も、それとなくお聞きしつつ。。
私も設計事務所として、どんな活動をしていて、
どんな家づくりを、どんなスタンスで行っているのか。
その辺もしっかりお伝えしました。
その中でも、体に優しい家づくりということについては
共通していたようで、かなり詳しくお話してきました。
今後、そういった家づくりを含めて、いろいろと協力しながら、
関わりを持っていけそうだと感じました。
弊社は、工事部門をあえて持っていません。
設計事務所として、お客様の代理として、
客観的な立場から家づくりをサポートしたいので。
なので。
工事をしていただける工務店との出会いは、
とても重要です。
慎重ながらも、いろんな工務店の方とコミュニケート
しています。