建築家・ナイトウタカシさんのブログ「対面キッチンか。壁付けキッチンか。」
対面キッチンか。壁付けキッチンか。
2022/08/20 更新
とある住宅街。
朝一番、こちらの近くへ。
いつもお世話になってる測量士さんと集合。
とある家づくりの敷地について、測量の立ち合いでした。
敷地の境界確認からスタートして、
高さの基準であったり、図面に書きこんでいただきたい内容を
お話したり、なんだかんだと30分ほど調整しました。
わざわざ測量に立ち合い?
と思ったかもしれませんが、大事にしてます。
これを書き込んでほしかったとか
ここは境界杭あったんじゃないですか?とか
基準は、ここにしてほしかったとか。
お任せしておいて、そういったことになると、
お互い気持ちよくないですから。
何を成果として出していただきたいのかを
しっかりお伝えするため、立ち合いようにしています。
その後、とある家づくりの打ち合わせへ。
大工さんの工事が完了したこともあって、
部屋の形がはっきりしていますよね。
手前がリビングなんですけど、天井が折りあがっていて、
化粧梁が見えるようになってるのが、わかります。
こういった折り上げ天井は、化粧梁を見せるためでもあり、
空間を広く開放的に見せることにも貢献してくれます。
すごく面白いのですが、天井全部が高いより、
高いところと低いところがある方が、より高く見えたりします。
とはいえ。
低い天井が、2.1mとか、かなり低かったら、そうでもないですが。。
それと。キッチンは壁付け。
最近は、対面式のキッチンが多いのですが、
壁付けに比べると、スペースのロスはあったりします。
空間を広く見せるという意味では、壁付けキッチンもいいですよ。
壁付けだからといって、この位置関係であれば、
ダイニングやリビングの気配は感じられますから。
ただ。
どちらがいいかは、奥様のご意向によりますので、
いろいろと比較検討しながら、決めていただければと思います。
こちらは、来週から、仕上げの工程へ。
これから、一気に仕上がっていきますので、楽しみです!
手前の工事よりも、迫力ある空に目が行ってしまいそうです(笑)
この炎天下の中、現場で、地盤の補強工事が行われていました。
遺跡のように見えているのが、補強のための杭になります。
一本ずつ、確認しながら、丁寧に工事してくれていました。
来週からは、いよいよ基礎の工事に入っていく予定です。
何とか、天気が続いてほしいですね。
ただし。。
職人さんのことを考えると、晴れより曇りがいいかも。
いろんな家づくりが進行中。
いろいろ楽しみですね。