建築家・ナイトウタカシさんのブログ「現場の定例打合せ。すごく大事にしてます。」
現場の定例打合せ。すごく大事にしてます。
2022/06/22 更新
立てかけてあるのは、無垢フローリングです。
左側が、栗。
右側が、竹。
もちろん、お店で見てるわけではありません。
とある家づくりの現場で見ています。
こちらの現場では、床を張り始めるといことで、
その前に、梱包からフローリングを出してくれています。
しかも。
単純に開けただけでなくて、色や風合いについて、
いくつかに分類しながら、材料の状態を見てくれています。
いきなり梱包から持ち出して張る。
それも一つの方法なのですが、
こちらのように、事前にしっかり開封し、
内容物を確認しながら、分類する。
そうすることで、フローリングが、その空間に馴染むでしょうし、
特定の色がまとまって張られることがなくなります。
自然なムラ感になるよう、大工さんがしっかりと見分けながら、
張ってくれるので。
それを、意図的にやるのか、偶然に任せるのか。
どちらがいいと思いますか?
大工さんと相談してみてくださいね。
昨日、とある家づくりの現場でした。
現場の定例打合せには、毎回、いろんな工事関係者が参加します。
昨日で言えば、建材関係の方々でしょうか。
一人は、和室周りの関係の方。
こちらの家づくりでは、長押のある、真壁の和室があって、
その各部材の樹種や、大きさなんかを指示する必要があります。
図面には、記載していますが。
そういった素材ばかり扱っている建材屋さんだったので、
とても詳しいはずで、今までの経験値を踏まえて、
意見をいっていただいたりしました。
結果、ほぼ、自分が指定した樹種で決まりました。
(忖度なしで(笑))
どんな和室を目指しているのかを、明確に伝えて、
こちらの地方色も踏まえた意見だったので、
とても参考になりました。
入れ替わりたちかわり、いろんな方々と打ち合わせゆえ、
あっという間に数時間が過ぎていきました。
こういう打ち合わせの時間。
大事にしています。
午後は、とある家づくりの打ち合わせへ。
基本設計が概ね完了ということで、
設計内容の確認をさせていただきました。
少し変更が出ましたが、概ねについてはOKをいただきました。
これから、詳細設計と同時に、構造計算を進めていくことになります。
一部、お客様の検討事項があるので、その辺がハッキリしたらですね。
こちらの家づくりでは。
お客様がフットワークよく、いろいろと見に行っていただいたり、
事前に、ネットでカタログを調べていただいたりしたので、
とてもスムーズに家づくりを進めてこれています。
ほんと。有り難いですね。
その流れをキープできるよう、詳細設計を進めていこうと思います。
いろんな家づくりが進行中。