建築家・ナイトウタカシさんのブログ「照明器具をスッキリさせる方法は?」

照明器具をスッキリさせる方法は?

2022/06/08 更新

モダンなインテリアですね。



床面の石目が、何ともいい風合いです。



といいつつ。

こちらは、もちろん天然石ではありません。



ビニル素材のフロアタイルでもなく。

石目のシート張りのフローリングなんです。



モノトーンな雰囲気がお好みの方でしたら

フィットするかもしれませんね。



さてさて。

今日の話のポイントは、照明について。



先日、お客様とお話している中で、

照明器具が気にならない方法ってないですか?

との質問があったんです。



照明の何が気になるのかうかがったら、

点灯しているときではなくて、消灯しているときなんだそうです。



確かに。

照明器具って、点灯しているときのことを考えて

デザインされていることが多いので。。



消灯しているときは。。



部屋の中央に、天井から露出した器具をつける、

シーリングライトの場合、それが如実に現れます。



なので。

消灯時の見え方も、しっかり確認してから

購入するしかないですね。



少しでも、気にならないようにするためには、

天井に埋め込んでしまう、ダウンライトがよいかもしれません。



明るさを確保するため、器具の台数は多くなりますが、

天井から露出しないので、割とスッキリ見えますよ。



でも。

そのお客様は、そのダウンライトが点々としていることが

気になるとのことでした。



ダウンライト自体にも、いくつか種類があって、

存在感をできるだけなくしたモノはあるのですが、

やはり、くぼんではいるので、気になるでしょうね。



他に方法がないのか。



話に逆行しますが(笑)

ダウンライトを目立たせてしまい、それをデザインしてしまったらどうか。



一枚目の家では、意図してダウンライトの枠を黒くして、

目立たせています。



もう少し均等にレイアウトすると、きれいに見えますから。

馴染ませるのではなく、ハッキリさせて、デザインする。

それも一つの方法かなと思います。



特に、モノトーンなインテリアであれば相性はよいですから。



海外のモダンなインテリア事例をご覧になったりすると、

このやり方って、結構ありますから。



一枚目の考え方を、もう少し推し進めた方法です。



天井に走っている、黒い帯。

モノトーンなインテリアの中で、いいアクセントになっていませんか?



黒い帯を、天井のデザインの一つにして取り入れて、

その帯の中に、黒いダウンライトを仕込んでいるんです。



ダウンライトのバラバラとしたイメージは払しょくされてますよね。

かなりスッキリとしたミニマルな印象になります。



もう少し細いラインにできるといいのですが、

ダウンライトの直径にもよりますので。。



ちなみに。

この方法は、安易に採用すると、いろいろあるので、

ご注意ください。



かなり、いろいろと試して、このカタチになってますから。

そのポイントは。。秘密です(笑)





もう一つあります。



はい。その通りです。

間接照明ですね。



器具は見えないようにしますから。。



ただし。明るさ感には注意しましょう。

間接照明だけでは、求める明るさを得られないかもしれませんから。

プロに相談して、決めてくださいね。



スッキリとした天井にしたい。

照明を目立たなくさせたい。



いろんな方法がありますので、パートナーと相談しながら、

いろいろ考えてみてください。

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