建築家・ナイトウタカシさんのブログ「モザイクタイルと大判タイルをセレクト!」
モザイクタイルと大判タイルをセレクト!
2022/04/03 更新
きれいな色が並んでますよね。
はい。そうなんです。
私の大好きなタイルたち(笑)
こちらに並んでいるのは、内装に使う、小さなタイル。
ついついきれいな色合いに目が行ってしまいますが、
よく見ていただくと、その大きさや形状だって、いろいろあります。
正方形から、三角形、平行四辺形、葉っぱみたいな形とか。
面白いのは、一枚だけで見れば、シンプルなのに、
複数集まることで、表情をつくりだしたりすることです。
シンプルな長方形のタイルを、一方向に整然と並べるもよし。
横張りと縦張りだけでも、印象はずいぶん違います。
いくつかを塊として、その塊ごとに、向きを変えたり
そんな張り方だってユニークでいいですよね。
シンプルな正方形の集合体だったとしても、
焼き物であれば、濃淡を並べてみたり
透けるガラス素材を使って奥行感じを出したりして
いろんな表現ができるようになっています。
まだまだ、採用したことのないタイルもいっぱいあるので、
もっといろんな表現をしてみたいですね。
そうそう。
こういった細かなモザイク系のタイルを採用する時は、
使う面積に注意してください。
あまり大きな面積ですと、費用はもちろん高くなりますが、
それ以上に、せっかくのきれいな色合いなのに、
ゴチャっとした印象に仕上がってしまうことがありますから。
意図的であれば、それも一つなんですけど、
それを、壁一面にした場合のイメージができていないと、
仕上がった時に、ビックリしてしまうこともありますので。
その辺は、ショールームの方であったり、
家づくりをサポートしてくれる専門家に相談しながら
採用を検討してくださいね。
こちらは、大判のタイルたち。
先ほどとはずいぶんと雰囲気違いますよね。
こちらの場合は、内部だけでなく、外回りの壁とか床にも
採用できるタイプになります。
(表面の面状によったりはしますが)
こちらのコーナーは、見た目が石目な表情。
上品で、高級感のある雰囲気です。
タイル一枚の中で、濃淡や色が混じっているので、
少ない量でも、ある一定の表情をつくりだしてくれます。
それと。
石目といっても、いろんな石目がありますので、
どんな石目がいいのか、比較検討してみてください。
最近では、石目でなくて、モルタル風のマットなタイルも
ありますね。
モルタルのような仕上げにしたいけど、クラックがいや。
そんな方には、オススメかもしれません。
ただ。
少し流行りな印象があるので、長期な視点で言えば、
王道でもある石目をうまくセレクトする方がよいかもしれませんね。
もちろん、お好みですから、いずれでもOKですが。
タイルをうまく取り入れることができれば、
家が違って見えますよ!